しみの治療というとレーザー治療が広く知られています。
肝斑には効くのでしょうか?
残念ながら肝斑では一般的なレーザー治療の効果が期待できません。
それどころか、かえって色が濃くなってしまう場合があります。
そのため皮膚科の先生の診断が重要になってきます。
もし肝斑にシミと同じようなレーザー治療をしてしまえば大変なことになります。
レーザー治療が出来ないため、肝斑ではトラネキサム酸や、ビタミンCの内服、ハイドロキノンなどの外用薬で治療を行うのが一般的です。
また、肝斑は「刺激をしない」ことも重要です。
肌への物理的な刺激も発生・悪化の原因になります。
毎日ゴシゴシこすって洗顔をしている方は、肌への摩擦が何年も何十年も繰り返されることで、慢性炎症が起きている状態になっていることもあります。
洗顔時に強い力で顔を洗ったり、タオルでゴシゴシと力を入れて拭いたり、過度にマッサージしたり刺激を与えないよう注意しましょう。
肝斑の発生・悪化を防ぐためには、紫外線を避けるこも大切です。
帽子や日傘、サングラスなどを使用したり日陰を歩いたりして、紫外線対策を行いましょう。
あとは、肝斑は女性ホルモンが関係しているので、閉経後は薄く目立たなくなると言われています。