顔ダニは誰の肌にも存在する常在菌の仲間です。
通常は顔ダニがいることで異常はないのですが、様々な要因により肌の皮脂バランスが乱れてくると顔ダニが繁殖して悪化してしまい毛包虫性ざ瘡になります。
その症状としては、赤いブツブツができる、赤く腫れる、肌の炎症、ひりつき、肌荒れ、痒みなどがあります。
ニキビダニが繁殖する要因としては、
皮脂の多い人
濃い化粧やメイクの落としの残し
肌を不衛生する
肌をゴシゴシ痛めつける
などです。
皮脂をしっかり取って、メイクを残さないようにするにはやっぱり洗顔はすごく念入りにしないといけないんじゃないの?
と考えますが…
たしかに、最低限の洗顔は肌を清潔に保つためには必要なんですが、
洗顔はやり過ぎると逆効果になる可能性があります。
肌には皮膚を保護する役割を担う皮脂が存在しますが、過度の洗浄はこの皮脂を奪ってしまいます。
すると、乾燥を防ぐために皮脂が過剰分泌されるようになるのです。
顔ダニは、皮脂を餌にして繁殖するため、皮脂が過剰に分泌されると、顔ダニも増殖してしまうのです。
つまり洗顔は必要だけど過剰な刺激にならないように、自分に合った洗顔料や回数でしないといけないのですね。
そして顔ダニは、誰の顔にもいる常在菌の一種で、完全に駆除することは出来ません。
過剰に増殖しなければ、害はなく、皮脂バランスを調節する役割を担います。
気持ち悪いと思ってしまっていた顔ダニ、ちゃんと皮膚をいい感じにしてくれている役割があったんですね(*_*)
かと言って顔ダニが増殖すると肌トラブルが起こるので、
過剰に増殖させないことが肌荒れを防ぐために大切になります。
もし顔に赤いブツブツが大量に出来るなど肌トラブルがありましたら、顔ダニが原因ということもあります。
顔ダニの治療が必要な場合は、皮膚科での処方薬で治療を進めることができます。