「プラセンタ注射を受けると、献血ができなくなる」と聞いたことはありませんか?
プラセンタ注射をしただけで、なんでそんなことになるの??
もう輸血が出来くなるの??
と、思われるかもしれません。
出来なくなるのは、自分の血液を人にあげる「献血」のほうで、自分が大出血したときに輸血を受けられなくなくということでは全くありません!
それで、どうして美容に良さそうと一度プラセンタ注射をしただけで、一生献血できなるなるということが起こるのでしょうか?
ご存知の通りプラセンタの成分は、胎盤から抽出されます。
医療機関で使用されるプラセンタ注射薬は、人の胎盤を原料とし特定生物由来製品に指定された安全対策が取られたものです。
しかし、現状の製造工程で取り除けない未知のウイルスや病原体の存在を完全には否定はできず、クロイツェルトヤコブ症などの感染リスクはゼロとは言えません。
クロイツフェルトヤコブ病は、極めてまれにおこる病気で、狂牛病の動物を食べることによってかかると言われています。
狂牛病、
数十年前に大きな社会問題になって、アメリカ牛肉が輸入禁止になったことがありましたが。
そういえば最近は狂牛病の言葉すら聞かないですね。
お若い方はもう知られていないかもしれません。
クロイツェルトヤコブ病は輸血などで感染し、発症すると1〜2年で死亡する可能性が極めて高い恐ろしい病気です。
現在その感染事例は報告されたことがありませんが、感染リスクが完全にゼロではないため、念のための措置として献血を制限することになっています。
一度でもプラセンタ注射を受けたから危険!!
ということは全く無くて、
でも念の為に献血は出来なくなるんですね。
今後プラセンタ注射を受ける予定がある方は知っておいたほうが良いかと思います。
そして一度注射を受けたら献血ができなくなる薬剤はプラセンタだけではありません。
続きます。