妊婦さんの腰痛について。
妊婦中も妊娠する前も腰痛になる原因はほとんど同じです。どちらの場合も腰痛が起こる原因は腸腰筋(ちょうようきん)の縮み込みです。腸腰筋が縮み込むと前傾姿勢になるため、それを後ろに引き戻そうとして背中の脊柱起立筋が疲労し、腰痛につながります。
腸腰筋の縮み込みを起こしやすい行動としては、主に以下の3つのものがあげられます。
1.横向きの寝姿勢による血流の悪化
本来の正しい寝姿勢は仰向けですが、妊婦さんはお腹が大きくなるにつれて、息苦しさや圧迫感が強くなるので横向きで寝る割合が増えていきます。
横向きで寝てから起きると肩のあたりを中心に血流が滞っている感じがしたり脚のむくみが気になりませんか?横向きの寝姿勢は血液とリンパ液の循環の悪化を引き起こします。また、横になって丸まって寝るので腸腰筋も縮み込みます。
2.お腹の赤ちゃんの重みによる前傾姿勢
お腹に赤ちゃんがいるので、重みで腰椎の前傾が強くなります。前傾になるという事は腸腰筋が縮み込むという事です。腸腰筋が縮み込むと後ろに引き戻そうとして背中の脊柱起立筋が疲労して腰痛が起きます。
3.運動不足による血流の悪化
妊娠すると通常時よりもどうしても運動が少なくなりがちです。 適度な運動を行わないと血流が悪化します。
例えば、横向きで寝る習慣のある方は妊娠前でも横向きで寝ていますし、お腹に赤ちゃんがいなくてもヒールを履いていれば前傾姿勢になってしまいます。運動不足はいわずもがなです。このように妊娠中でも妊娠前でも腰痛を引き起こす原因は同じですが、お腹に赤ちゃんがいることで、腰痛の元になる行動を取りやすくなってしまいます。
妊娠中の腰痛解消法
妊娠中に腰痛が発生する原因が妊娠前でも同じなので、自分でできる対処方法もストレッチ、運動など基本は同じです。ただし、妊婦さんの場合には注意点が1つだけあります。それは「体調が悪化したらすぐに止める」こと。これだけ守ればOKです。自分の身体と相談しながら無理なく軽い運動をおこないましょう。
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