こんにちは。
いしい鍼灸接骨院香里園院のいしいです。
本日は腰痛についての投稿です。
腰痛とは
腰痛には大きく分け2つのタイプがあります。
痛みの原因がはっきりと特定できるタイプを【特異性腰痛】、痛みの原因を特定できないタイプを【非特異性腰痛】と呼びます。
特異性腰痛…急性腰痛症(ぎっくり腰)、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、分離症、すべり症(分離すべり症)など非特異性腰痛…医師の診察や画像検査(レントゲンやMRI)で腰痛の原因が特定できない腰痛で、全体の85%を占めるとされています。
非特異性腰痛は、普段の姿勢など生活習慣に起因すると考えられるものの、はっきりとした病状(骨や関節の病変、神経の症状)が見られず、痛みの原因が特定できない腰痛です。
非特異性腰痛の種類
椎間関節性腰痛、椎間板性腰痛、仙腸関節性腰痛、筋筋膜性腰痛の4種類があります。
痛み生じる場所により名称が分かれます。
椎間関節性腰痛(40%)
椎間関節性腰痛は背骨の後方で上下の背骨同士をつなぐ関節に生じる腰痛です。
背骨の屈伸動作や左右へ捻る動作時に動く関節です。
椎間関節性腰痛では、この関節に炎症や動きが悪くなることで腰痛が生じます。
椎間板性腰痛(40%)
椎間板性腰痛はスポーツや加齢に伴う椎間板の変性・損傷による起こる腰の痛みです。
正常な椎間板にはほとんど神経が通っていないため、椎間板そのものが傷ついてもそれほど痛みを感じません。しかし、スポーツや加齢に伴い、椎間板の外側の繊維輪を損傷すると、その修復のために神経を伴った血管が繊維輪の内側へ入り込みます。
その結果、痛みを感じないはずの椎間板内部にも神経が分布してしまい、椎間板への負荷で痛みを感じるようになります。
仙腸関節性腰痛(10%)
産後の女性に圧倒的に多い腰痛です。なぜならば、妊娠中に分泌されるホルモン(リラキシン)の作用で緩んだ仙腸関節の靭帯が出産後に正常に戻らないことで起きるケースが多い。
筋筋膜性腰痛(10%)
筋筋膜性腰痛症は腰の筋肉や筋膜への急激または慢性的な負荷が原因で起こる腰痛です。
筋肉の使いすぎによって起こるため【筋肉痛】で酷使した場所に炎症が起きた状態です。スポーツなどで急に大きな負荷がかかることで発症する場合もあれば、長期的な姿勢の悪さによって筋肉に慢性的に負担がかかり発症する場合もあります。