今回は前回の続きですね(^^)
前回の話では、
現代人に足りていないのが
「満足」という安らぎや親切心といった
ポジティブ感情で、それは
自然とのふれ合いと「人との交流」で
満たされるといった話をしました。
それによりオキシトシンが分泌され、
体は回復に向かうという話でした。
なぜ人との交流がそこまで大事かというと、
寿命が大きく変わるということが
近年の研究により明らかにされたからです!
ブリガムヤング大学の2010年の発表よれば、
「孤独だった人に友達ができた場合は
最大で15年も寿命が延びる傾向があった」
とのことです。
この「友達ができる」という健康効果は、
運動やダイエットの3倍だったそうで、
禁煙するよりも影響が大きいらしく・・・
なかなか衝撃の結果ですね!>_<
ちなみにここでいう「友人」の条件を
満たすためには、200時間程度の
コミュニケーションを取ることが必要と
言われています。
50時間未満ではいくら会話が合うとしても、
友情は深まりにくいと言われているため、
やはりそれなりの時間は必要なようです。
このような親密度が高い友人(親友)は、
自分の学校、職場などの変化によっても
変わっていくかと思います。
この「親友」ですが、作れる数には
限度があるようです。
というのも、ヒトの認知資源は大勢の
友人をさばけず、"一回につき"5人前後まで
しか親友は作れないと言われています。
仮に中学で5人親友がいたとしても、
高校に上がり環境が変われば
"その時に"親密な関係を築く人は変わります。
たしかに、「親友が何十人もいる」、
なんて人はあまり聞いたことがないですよね。
ちなみに、SNSで仮に1000人の友達を
作ったとしても、もちろん意味がなく、
「満足」は得られません。
それどころか、自分との比較対象が
増えたり、気遣いが増えることで
「興奮」、「脅威」といった
ストレスが増えることになりかねません^^;
また、「不安」は体の炎症を
引き起こすと言われています。
密な人とのコミュニケーションがない状態、
つまり「孤独」な状態は「不安」を
助長させ、体の炎症レベルが高まってしまいます。
コロナ禍はこの点でも最悪な環境と
いえますね・・・。
古代の狩猟や農耕民族たちは、集団生活が
当たり前でした。
「孤独」になることは生存可能性を
下げることからも好ましくなかったわけです。
そのため、ヒトの体は孤独に対応するようには
できていない、そういう遺伝子なんだと
思われます。
現代では、古代になかったものが多すぎて
「脅威」、「興奮」となり体にダメージを。
また、古代に多くあったものが少なすぎて
「満足」が減り体の回復がされにくい、
そんな状況になってしまっています。
こういう時代だからこそ、
「人との交流」のあり方を見直す必要が
大きいのだと感じます。
まずは、家族や同僚との挨拶や、
感謝を伝えるなどのコミュニケーション。
できることから行っていくと、
体には良い効果がありますね(^^)
それでは今回はこの辺で。
良い1日をお過ごし下さいね。
名古屋市熱田区六番町
まちの整体院ラプレ 浅井達哉
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