筋肉は、伸びたり縮んだりして働きます。
簡単にいうと、「伸ばす」のがストレッチ、「縮める」のが筋トレです。
力を入れると筋肉は縮みます。脱力すると緩みます。
ただし、カチカチになった筋肉は、ガビガビの毛糸玉のよう。お砂糖の液がこびりついてガビガビになった毛糸玉は、伸びも縮みもしません。
この毛糸玉をぐしぐし揉んだり、引っ張ったりすると、毛糸玉がほぐれて伸び縮みするようになります。筋肉でいうと、ガビガビは老廃物で筋肉に溜まります。揉んだり伸ばしたりすると、動きやすくなります。これがストレッチです。このとき、老廃物は血流に乗って回収されます。
筋肉が硬いままだと、関節の動きが小さくなり、うまく動けなかったり、無理に引っ張ると切れたり、硬い筋肉を補うようにほかの筋肉が動いて疲労がたまったり、ケガをしたりします。
また、緊張状態(縮んだ状態)が続くと、気持ちもリラックスできません。
一方、きちんと収縮できる筋肉は、良く動いて脂肪を燃焼、血流改善、神経の伝達も良くなります。しっかり縮めばパワーも出ます。逆にそんな筋肉は脱力も上手です。
よい筋肉は、脱力時はやわらかく、力を入れたら硬くなる筋肉です。
私たちは、毎日、筋肉を使って動いています。
使った筋肉は、毎日お手入れをしましょう。