こんにちは
今回は特異的腰痛のひとつ悪性腫瘍由来の腰痛。
単独の選択肢は適応外とされる鍼灸ですが、
サポーティブケアとしての鍼灸は
医師の管理下という条件のもと
緩和ケアの一環として補助的に用いることができます。
☆医師の同意と管理下にある状態であること。
その大前提があっての鍼灸施術介入となります。
鍼灸施術介入におけるサポーティブケアとして期待できる活用例
◯慢性痛の緩和。
◯不安・不眠の改善。
◯悪心の軽減。
◯筋緊張・こわばりの緩和。
がん疼痛に伴う筋緊張・こわばり、ストレスによる
筋筋膜性疼痛の二次的な痛みに対して鍼施術が適応となる場合がある。
米国NCCIHや緩和ガイドラインで、
痛み・吐き気・不眠などにおける鍼施術の補助的利用を認めているケースがある。
施術者が必ず注意しなければならない点
●医療機関と連携をとる。
●施術をする際は感染・出血のリスクに注意し清潔を保つ。
●局所に施術を行わない(鍼も灸も)。
●白血球減少などがある場合、侵襲的な刺激を避ける。
●出血傾向・血小板減少、抗凝固薬使用中のクライアント様に対する、
出血を伴うような刺激の施術を避ける。
必ず医師の管理下で行うことが前提です。
以上です。
みなさまの健やかな毎日を
お祈り申し上げます。