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昨日今日と、ギックリ腰の患者さんが続けて来られました。
この季節は、朝晩の冷え込みや気温差の影響もあって、腰を痛める方が増えてきます。
当院で特に意識していることは、「安静にしていて痛くない」というのは、実は普通のことだという点です。
問題は、寝ていて起き上がる時や、座っていて立ち上がる時などの「動き始めの痛み」。
この“動き出し”の痛みがなかなか取れない方が多いように思います。
ですので、当院では**「動作に馴染ませる」**という考えを大切にしています。
施術で体を整えながら、少しずつ動きに慣らしていくことで、再発を防ぎ、より自然な回復を目指しています。
また、痛めた最初の3日間は炎症も強く、安静時の痛みがあることも多いです。
ただし、それを過ぎると「安静にしていて痛くない」状態になるのが自然な経過です。
そこからは、どのように動かしていくかがとても大切になってきます。
もう一つ意識してほしいのが、**「寝ている時に腰を冷やさない」**こと。
朝の痛みを強くしないためのポイントです。
「温める」というより、「冷やさない」という発想が大事。
外から熱を入れるよりも、自分の体温で“ほんわり温かい”状態を保つことが理想です。
そのためには、腹巻き・毛糸のパンツ・タオルを巻くなど、優しく腰を守る工夫がおすすめです。
ギックリ腰は「急に来た」と思われがちですが、実際は日々の疲労や冷えの積み重ねが多いです。
普段から体を整え、冷やさず、動作に馴染ませていくことで、痛みを繰り返さない体を作っていきましょう。