ハリとセイタイのサロン体験談

最初に丁寧にヒアリングをしていただきました。今身体の中で1番つらい箇所を聞いていただき、さらにその箇所はいつ頃からつらいのか、また今日の状態は日頃に比べてどのくらいの度合いにあるのか、など詳細まで確認していただきました。また、左右差に関する確認や、過去の経験、さらにこれまで経験した施術の頻度についても細かく確認いただきました。私の場合、日常生活の癖から首や肩に疲れが溜まっていてつらいことをお話しさせていただきました。10分くらいの間お話をしながら身体の状態をしっかり把握していただき、身体のチェックに入っていきました。

施術着に着替え、まず身体の動きとバランスのチェックをしていただきました。全身の歪みはもちろん、左右の可動域の差、身体の傾き、ねじれなど、自分では気づけない細かな部分まで丁寧に確認していただきました。さらに、DRTの3大指標と言われるチェック法(脹脛〜背骨〜上部頚椎) もしていただき、それらが今の不調や姿勢の乱れにどう影響しているのかを分かりやすく説明していただきました。気になっていた猫背も、背骨全体の緊張や姿勢のクセから来ていることが分かり、「不調の原因はここから来ているのか」と見直すきっかけになり、とてもありがたかったです。

施術ベッドに横になると、背骨全体をやさしいリズムで揺らしていただきました。バキバキと強い刺激は一切なく、心地よいゆらぎの中で背骨がゆるんでいくのが伝わってきました。DRTでは、背骨を正しい揺らしのリズムに戻すことで、自律神経が調整され身体が過剰に力む「防御反応」を解き、自然治癒力が働きやすい状態に導いていくとのこと。揺らしながらも、背骨がどの段階で緩むか・左右差はどうかなどを確認していただき、安心して身を任せられる時間でした。施術中から呼吸が深くなり、全身がふわっと軽くなる感覚がありました。

施術後に、再び 三大指標(上部頸椎・胸椎1〜3番・仙骨) をチェックしていただきました。施術前は少し押されるだけで違和感があったポイントが、施術後には驚くほど軽くなり、「え、こんなに違うんだ…!」と自分でもびっくりするほど不調が消えていました。力で整えるのではなく、背骨が本来の動きに戻るだけでこんなに変わるんだと実感しました。さらに、先生から“防御反応(身体が身を守るために無意識につくる過緊張)”が解除されると、身体本来の自然治癒力がしっかり働くという説明を受けて、とても納得しました。「不調があるから治らない」のではなく、「身体が守ろうとして固めてしまっているせいで、治る力が働きにくかった」という仕組みを知ることで、自分の身体への理解が深まりました。 施術後の軽さはまさにその説明通りで、全身が柔らかく開放されたような、巡りが良くなったような感覚が続きました。DRTは強い力を使わないのに、身体が自分で整っていくのを感じられ、「この方法なら根本から変われそう」と心から思えました。

背骨が緩んで整ったタイミングで、軽いストレッチや可動域の再チェックをしていただきました。施術前に比べて左右の動きの差が減り、姿勢も自然とまっすぐに。無理なくスッと立てる自分に驚きました。最後に、今の身体の状態やセルフケアのポイントも教えていただき、「身体は本来こんなに軽く動けるんだ」と実感できる時間でした。