こんにちは、婀オーナーの齋藤です!
少し前にSNSでは、美容ボトックスを使用した女性の首がぐらぐらになる動画が賛否を巻き起こしてしましたね!
そこで理学療法士の観点から、美容ボトックスについてお話させていただきます!
まずボトックス(Botox)は、元々医療用に開発された注射で、「ボツリヌストキシン」という神経毒素を使用し、筋肉の動きを麻痺させ、筋緊張を落とすという治療になります。
同じ神経毒では、有名な「フグ毒」なんかがありますが、それと同じ部類です。
フグ毒は神経を麻痺させ筋肉を動かせなくし、最終的には呼吸すら止めてしまうこともあります。
私も病院で働いていた時に、脳卒中などの後遺症による痙縮(筋肉の緊張が高くなりすぎて、関節が動かなくなる状態)を緩める目的などで、ボトックス治療が検討されていました。
ですので、ボトックスが美容でも用いられていると知った時には結構驚きました。笑
しかしメリットとして、強い肩こりや食いしばりなどで日常生活に支障をきたしてしまっている人には、とても有効な手段になると考えます。
またそれ以外にも、首が短く・太く見えるなどのコンプレックスを解消する手段としても、有効となります。
一方、デメリットとなるリスクも当然あります。
ほとんどの筋肉は、必ず体にとって何かしらの役割があります。
しかしボトックスを打つことで筋肉を麻痺させるため、当然その筋肉は弱く使いにくくなります。
肩首周りは特に重要となる筋肉が多いため、ボトックスを打ったことで首が支えられなくなる、四・五十肩を発症してしまう、などのリスクが考えられます。
また高齢者になってから、身体の崩れが出てくることも当然考えられます。
したがって私の結論としては、最近みんなやっているからといって、簡単にボトックスを打たないで欲しいということです!!
しっかりと信頼できるクリニックなのか? 信頼できるドクターなのかを精査し、その上でボトックスを打とうとしている筋肉がどんな役割なのか、筋肉が緩むことによる影響はなんなのかを聞いてから判断していただけると嬉しいなと感じています。
ボトックスを検討している方で、この筋肉はどうなんだろうと疑問がある方は、お気軽に婀にてご相談していただければと存じます!
LINEでお問い合わせいただいても構いません(^O^)/
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