眼精疲労や疲れ目を感じたとき、どこのツボを押せば緩和されるのでしょうか。
近年、スマートフォンやパソコンなどの長時間使用によって目の負担が大きくなり、目のかすみや目の奥に痛みを感じる人が増えているようです。
そこで今回は、そんな目の疲れからくる症状に、効果的なツボ刺激の方法と、その他の簡単にできる予防法・対策を紹介します。
「眼精疲労」は、慢性的な眼の疲労から、目だけではなく体の他の場所にも影響が現れている状態(肩こりや倦怠感、頭痛、めまい、吐き気など)です。一方で後者の「疲れ目」は、目の使いすぎによる目の一時的な症状であり「眼疲労」と言い換えることができます。
眼精疲労や目の疲れはツボ押しを行うことで、自律神経が緩み、症状を緩和することができます。
目頭と鼻の付け根の間に位置します。目が疲れたときには、ツボ押しをしようと思わなくても、自然に人差し指などでここを押していることも多いのではないでしょうか。指の腹を当てたり、親指と人差し指で、左右両方のツボを同時につまんだりするのも良い方法です。
疲れ目だけでなく、目に現れるさまざまな症状に効果があるとされています。例えば、かすみ目や涙目、充血、目のしょぼしょぼした感じ、まぶたがピクピクとするけいれんなどです。また、鼻の機能を整える効果もあるので、花粉症の症状、鼻水、鼻づまり、いびきなどにも試してみても良いでしょう。
・攅竹(さんちく)
眉頭の少し下にある小さなくぼみに位置するツボです。目の痛み、見えにくい、ドライアイ、かすみ目などの症状をやわらげる他、頭痛や頭重感(ずじゅうかん)、鼻づまりなどにも効果的だとされます。
・承泣(しょうきゅう)
黒目の真下のくぼみにあるツボです。疲れ目や目のかすみ、涙目、ドライアイなど目の不快な症状や、胃腸の不調にも良いとされています。また、目の下のクマやたるみを抑える効果も知られています。
目のまわりのツボの中でも、特に眼球のすぐ近くに位置しているので、眼球を押さないように注意しましょう。
・魚腰(ぎょよう)
眉の中央あたりに位置する小さなくぼみにあるツボです。攅竹と絲竹空の中間にあたります。目の充血、腫れ、痛みに良いとされています。
・絲竹空(しちくくう)
攅竹とは反対に、眉尻の下で、眼窩(がんか:眼球が収まっている頭蓋骨のくぼみ)の縁に沿ったくぼみに位置するツボです。ここも睛明などと同様に、目が疲れたとき、自然に指で押していることが多いのではないでしょうか。疲れ目や目のまわりのけいれん、頭痛に効果的です。
ヘッドスパではお目元だけでなく、頭の施術もしますので血流が良くなりますので、お疲れの際は、ぜひお越し下さい。