私たちが生きていく為にとっても必要な「睡眠」。
当たり前の様に寝ていますが、「睡眠」についてどのぐらい知っていますか?
眠りは、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類あります。
「レム睡眠」は、脳が活発に動いており、記憶の整理や定着が行われています。
夢をみていて、自律神経は不安定になり、心拍数と呼吸は変動します。
身体はもっとも休まる時間です。
「ノンレム睡眠」は、大脳は休息しており、脳や身体の疲労回復を行っています。
自律神経は安定しており、心拍数と呼吸は一定となっています。
眠りは、まずノンレム睡眠から始まり、一気に深い眠りに入っていきます。
1時間ほど経過してから、徐々に眠りが浅くなってレム睡眠へ移行します。
その後、再びノンレム睡眠になって深い眠りに入った後、レム睡眠へ移行します。
この様な眠りの周期が約90分、一晩に3~5回繰り返されています。
睡眠の前半のノンレム睡眠の深い眠りが多く、後半になるにつれてレム睡眠が増えて目覚めていきます。
睡眠直後に訪れるノンレム睡眠の時に、成長ホルモンが分泌、免疫力が増強されることがわかっています。
また、身体組織の修復が行われ、日中の情報や記憶の整理・定着が行われます。
睡眠時間ももちろん大切ですが、この就寝直後の深いノンレム睡眠を確保出来るかが大切となってきます。
睡眠不足が続くと、身体にどんな影響を及ぼすと思いますか?
睡眠不足の蓄積は、癌、高血圧、糖尿病といった生活習慣病、うつなどの精神疾患、認知症など様々な病気の発症リスクを高めてしまいます。
睡眠不足が続くと・・・
・食欲を高める「グレチン」が増えて、食欲を抑える「レプチン」が減るので「肥満」
・交感神経が優位になって血圧が上昇する「高血圧」
・腸内の善玉菌が減り、中性脂肪が増えて「脂質異常症」
・インスリンの働きが低下し「糖尿病」
・集中力、記憶力、注意力の低下、日中の眠気、無気力、ミスなどによる「うつ症状」 などなど
現代は、不眠でお悩みの方も多いと言われています。
皆様は、毎日の睡眠時間は何時間ですか?
10歳までは約8~9時間
15歳までは約8時間
25歳は約7時間
45歳は約6.5時間
65歳は約6時間
次回は、「不眠について」お話していきますね。
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