ニーインって知っていますか?
ニーインは(knee in)、膝を曲げた時に膝が内側に入ってしまうことです。
よく言われるのは、ニーイン・トゥーアウト(knee in toe out)といって、膝は内側を向き、つま先は外側を向いてしまうことです。
理想は、膝とつま先が同じ方向を向いていることです。
【身体にどんな影響を及ぼすか】
・膝の痛み
膝が内側にはいってしまうと、それを制御しようと膝にある靭帯や周囲の筋肉が働きます。
膝周囲は筋肉も少ないですし、靭帯も長期間負荷がかかってくると炎症をおこし、痛みが生じます。
・怪我しやすい
上記の理由から、腱の炎症、靭帯損傷をおこしてしまいます。
・股関節の痛み
膝と股関節を結ぶ筋肉に負荷がかかり、筋肉の付着部である股関節にも痛みが生じやすくなります。
・腰痛
膝が内側へ入ってしまうと、腰椎の前弯が助長されるので、腰痛が起こりやすくなります。
【原因】
・股関節外旋筋(外側へねじる筋肉)の筋力低下や硬さ
骨格の形状から、スクワット動作の様に膝を曲げた時、股関節・膝関節は内側へ入りやすくなります。
それをお尻の筋肉で制御させています。
お尻の筋力が低下していたり、硬くて筋肉の収縮がうまく行えていない場合に起こりやすくなります。
・足部の縦アーチの低下
足裏の土踏まずのアーチが低下すると、膝が内側へ入りやすくなってしまいます。
・股関節内転筋群(足を閉じる筋肉)の硬さ
股関節の内側にある筋肉が硬すぎてしまうと、股関節が開けなくなり、膝が内側へはいりやすくなります。
では、どうすればニーインを防げるでしょうか。
【改善させるには】
・股関節外旋筋(お尻)の筋力を向上させる
筋肉はすぐにつかないので、長期的に行う必要があります。
・身体に運動学習させる
鏡などで姿勢を確認しながら、正しい動きを反復させながら学習させていきます。
・股関節内転筋群のストレッチ
開脚などのストレッチを行います。
・インソールの使用
足部のアーチを向上させるには、長期的な時間を要すので、インソールを入れることですぐに変化を実感できます。
当院でもインソールを取り扱っております。
気になる方はスタッフまでお声かけをお願いします。
人によって原因は様々なので、自分にあった改善策を探してみてくださいね☆
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