今回はホルモンバランスの整え方についてご説明していきます。ホルモンは、自律神経や体内時計とも深く関わっているため、生活の中で整えることができます。
【十分な睡眠】
私たちの体は眠っている間に、修復・調整・再生といった大仕事をしています。その主役こそが、ホルモンです。
◎睡眠中に分泌される主なホルモン
・成長ホルモン(脳下垂体から分泌)
分泌のピークは、深い眠り(ノンレム睡眠)のとき
子どもでは身長を伸ばし、大人では細胞の修復・代謝の促進・免疫力アップに関与
睡眠不足だと、美肌や筋肉の回復がうまくいかないことも
・メラトニン(松果体から分泌)
眠気を促し、体内時計を整えるホルモン
日中の光と夜の暗さが分泌のリズムを決める
スマホのブルーライトで分泌が妨げられることもあるので注意
◎コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
ストレスに対処するホルモン
本来は朝方に分泌が増え、目覚めを助ける
睡眠リズムが崩れると、朝の目覚めが悪くなったり、日中にイライラしやすくなる
◎インスリン・レプチン・グレリン(代謝や食欲に関係)
睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモンが減り、空腹を感じるホルモンが増える
太りやすくなったり、甘いものが欲しくなるのはこのせい
【睡眠の質がホルモンに与える影響】
良質な睡眠は、ホルモンの分泌リズムを整え、体の回復と心の安定に欠かせません。一方で、寝不足や夜更かしが続くと、ホルモンバランスが乱れ、以下のような不調が出やすくなります。
肌荒れ・老化の加速
太りやすくなる
情緒不安定・うつ気分
疲れがとれない
月経不順や更年期症状の悪化
「睡眠」は、ただ体を休める時間ではなく、ホルモンたちが働いてくれるゴールデンタイム。毎日の眠りをちょっとだけ丁寧にして、ホルモンバランスが整った健やかな毎日を目指しましょう。
カラダドクター整体院加須院
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