2人目がなかなか出来ない、という悩みはかなり聞きます。
不妊を一度で語るのは難しいので、まずは「1人目は妊娠しても、2人目不妊というケースがある」ということについて解説をお願いします。
最近、「二人不妊」という言葉があるくらい良く見られる状況であるということを前提にお話します。
大方、一人目ができているのだから二人目もできるだろうと考えている方が多いとよく耳にしています。
しかし、意外と簡単には妊娠しないのです。
そこでステップアップということでタイミングを病院で見てもらい性交をするもやはり妊娠にはつながらず、さらに人工授精をするができず、最終的には体外受精へと進んでいきますが、これでもなかなか妊娠に至らないケースも少なくないようです。
ではなぜ妊娠できないのでしょうか?
何点かその理由を挙げてみたいと思います。
①性行為が減っている
・年齢的に仕事が忙しく性行為へのパワーがない
・性行為がマンネリ化してどうもする気が起きない
・子供が寝ているのでする場所がない
・性欲がない
②体は日々変化し、一人目のときの身体と現在は明らかに変化している
・一人目の出産で子宮や卵巣、骨盤にダメージがある
・育児など生活ストレスが多く、体調不良である
・排卵障害(黄体機能不全、多嚢性卵巣症候群、早期卵巣機能不全、卵巣性排卵障害、視床下部・下垂体性排卵障害など)
・妊娠の妨げになる異常(子宮内膜症、着床不全、卵管異常、子宮異常、頸管異常)
・免疫異常(抗精子抗体)
③一人目のときより老化している
・卵子の老化
・血行不良
・月経不順などのトラブル
・ホルモンバランスが悪い
・子宮内膜が薄い
・精子の運動率低下など精子の質が悪い
異常がある場合は病院での治療が必要となりますが、異常と判断されにくいストレスの問題や血行不良、いまだ解明されていない卵子の老化などはご自身で健康を意識した生活を送る必要があります。
女性だけでなく男性も気をつけなくてはなりません。
サプリや漢方、鍼灸などを取り入れる方も多くいらっしゃいます。