以前、布施の大型店で店長をしてました。
その前は整骨院でずっと修行してました。
なので老若男女、様々な、お客様にあった施術を心がけてました。
リラクゼーションには行かない、整骨院派のおじいちゃんおばあちゃんは年齢の事、骨が弱ってる事もあり指圧ができないのです。
なので様々な手技を、筋肉、血管について時間をかけて学び、実践してきました。
大型店での店長時代は
マネージメント業がメインで、施術はサブ(野球でいう代打の神様ポジ)でした。
セラピストさんを優先的にまわすお店だったので
僕が施術する時は人が足りない時や、セラピストさんの指が不調の際にガチガチ肩腰のお客様を担当するぐらいで
もっと僕に施術させてくれ(心の叫び)と思ってました笑
リラクゼーション界では男性セラピストは不利と言われてて
その中でお客様の信用を勝ち取る難しさなども感じました。
あ、リラクって男はほんま不向きやんって肌感で分かるぐらいです。
そもそも男性に体を触られたくない、そんな方が多い事をリラク界に入って知りました。
ご来店されたお客様に男性に当たるならキャンセルすると言われた事もあります。
ただ、大型店の店長時代に僕がラッキーだったのは
セラピストさんの皆さんに受け入れてもらえて、整骨院ではしないリラクならではの手技をシェアしてもらえた事です。
本当にセラピスト全員が上手い、指名なんかしなくても誰にあたっても最高!そんな評判のお店で店長をし
向上心の塊のような素晴らしいセラピストさん達と従事し、ディスカッションを重ねて技術•サービスの向上に努めてました。
それが僕の誇りでした。
ある時、とあるセラピストの子が休みがちになり
体調が完全に治ってからお店に戻っておいでと声をかけた時
『私この仕事が好きだから早く現場に戻りたいです』
この言葉を聞いた時に、大事な事を忘れてしまってた気がしたんです。
お店をうまくまわす事、競合店との区別化ばかりに囚われていて
この仕事の本質を忘れていた事に気付かされました。
安西先生、バスケがしたいです…
ばりに、男性不利と言われる中でも、プレイヤーとしてどこまで通用するのか、0から勝負したくなったんです。
僕もマッサージで誰かの癒しになる事が本当に大好きで
お体が楽になって喜ぶお客様のお顔を見るのが好きやって改めて気付かされました。
諸々社長と相談し、独立を容認してもらい今に至ります。
私事ですが退社後に父が亡くなったのですが
社長はじめ会社社員の皆さんでお線香をあげに来て頂いたり
会社を辞めたのにわざわざ父のお通夜に参列して頂けた事、本当に感謝してますし
本当に良い会社に勤めてたんだなと改めて思い
こんな良い会社を辞めたという後ろ髪を引かれる思いもありました。
大変やろけど頑張れよ、しんどかったら頼れよという社長の言葉に甘えさせてもらい、独立した際は立派なお花まで頂きました。
喪中ではあるのですが
自分の夢の為、会社を退社し、超稼げるけど鬼のようにしんどいと評判の某有名通販会社の配達員をしながら
技術がサビないよう、休みの日は行きつけの喫茶店でおじいちゃんおばあちゃんのマッサージボランティアをしながら開業準備をしてました。
勤めてたお店のお客様を僕のお店に引っ張るのは筋違いなので
お客様には退社のご挨拶もできない状況だったのですが
偶然とはいえ、かわいを見つけて足を運んで頂けるお客様もちらほら増えてきました。
語彙力がなく言葉が見つからないのですが
本当に皆さんに感謝です。
本気でこの仕事を頑張ってます。
他店さんにも良い意味で刺激になれるような
nikoをそんなお店にしたいと思ってます。
独立にあたって本当にたくさんの人の協力を得れました。
まだまだ恩返しができてないですし
僕のサクセスストーリーはこれからだと思ってます。
絶対にお客様に愛されるお店を、お客様と共に作ります。
皆様をニコニコに、nikoかわいでした。