桜の開花宣言が待ち遠しい今日この頃ですが、
寒暖差も激しいですね。
こんな時期は、免疫力を上げる効果のあるツボを刺激して、
感染症を予防しましょう!
本日ご紹介するのは、「足三里」です。
古くは俳人松尾芭蕉が、奥の細道で取り上げているほど、
超メジャーなツボです。
膝のちょい下、外側にあるツボなので、足の疲れにももちろん効果ありますが、
「足の陽明胃経」という経絡に属するため、
胃腸の調子を整えるツボでもあるんです。
アフリカのウガンダでは、結核予防のセルフケアとして
安価で簡単な足三里へのお灸を広めようという運動が
拡がっているんですよ。
すごいな、足三里!
というわけで足三里を押してみましょう。
お灸がおすすめですが、押すだけでも効果があります。
場所は、まず右足なら、右手の親指と人差し指で
アルファベットCの文字を作ります。
そして、そのCの文字を膝のお皿を囲むようにして押し当て、
中指を足先に向けて伸ばします。
この時、中指の先端あたりが足三里になります。
足のすねからまっすぐ上がってくる骨を脛骨といいますが、
この脛骨の2~3横指外側です。
少しへこんでいて、押すとズーンと上下に響く感じがします。
足三里の「ずーん」はわかりやすいので、
ぜひ押してみてください。
初めての方にも、ツボの「響き」がどんなものか、
体感いただけると思います。