毎日、何気なくしている排泄ですが、実は、大便や小便は、あなたの体の状態を雄弁に物語るバロメーターなのです。
大きなお便り(大便)から読み解くこと
まず、大きなお便り、つまり大便から見ていきましょう。
便の形
理想的な便は、バナナのような形で、適度な水分を含み、スルッと出るものです。
コロコロとした便は、水分不足や食物繊維不足が考えられます。
ドロドロとした便は、消化不良や下痢などが考えられます。
細い便は、腸の狭窄や腫瘍などが疑われる場合もあります。
便の匂い
健康な便は、多少の匂いがありますが、鼻につくような悪臭はありません。
腐敗臭が強い場合は、タンパク質の過剰摂取や腸内環境の悪化が考えられます。
酸っぱい臭いがする場合は、糖分の過剰摂取や腸内細菌のバランスの乱れが考えられます。
便の色
健康な便は、黄褐色です。
黒色便は、胃や十二指腸からの出血が疑われます。
血便は、大腸からの出血が疑われます。
白色便は、胆汁の分泌異常が疑われます。
小さなお便り(小便)から読み解くこと
次に、小さなお便り、つまり小便から見ていきましょう。
尿の色
健康な尿は、薄い黄色です。
濃い黄色の尿は、脱水が考えられます。
赤い尿は、腎臓や尿路の疾患が疑われます。
茶色の尿は、肝臓や胆道の疾患が疑われます。
尿の匂い
健康な尿は、ほとんど匂いがありません。
強い匂いの尿は、膀胱炎や尿路感染症などが疑われます。
飲食物の匂いをそのまま感じる時は過剰摂取です。
尿の量
健康な尿の量は、1日に1.5リットル程度です。
多尿は、糖尿病や腎臓病などが疑われます。
頻尿は、膀胱炎や前立腺肥大症などが疑われます。
まとめ:大きなお便り、小さなお便りを活用した生活習慣の改善
このように、大便や小便は、あなたの体の状態を教えてくれる大切なメッセージです。
便の形、匂い、色、尿の色、匂い、量などをチェックすることで、生活習慣の問題点や病気のサインに気づくことができます。
もし、気になる症状があれば、早めに医療機関を受診しましょう。
また、バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠、ストレスの解消など、健康的な生活習慣を心がけることが大切です。
大きなお便り、小さなお便りを上手に活用して、あなたの生活習慣を見直してみましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。