結論から申し上げます。「膝の痛みのほとんどは動作の時の「軌道」が問題です。」
皆さんのご家族に膝の痛みでお悩みの方はいらっしゃいますか?
膝の痛みを治していくには曲げていくときの軌道を確認する事だけで、経験上70%の方は改善に向かいます。
ではどんな軌道が問題なのかを解説していきます。
階段を登る時に一段目に足を乗せ、つま先に注目して下さい。つま先の中心が進行方向に真っすぐ向いていますか?中心とは足の人差し指と中指の間くらいが真ん中だと思うのですが、その方向が進む方向に向いているでしょうか?
次に踏み込んでいくときの太ももの中心線を意識して下さい。
ズボンの折り目があると意識しやすいでしょう。
その線が先ほどのつま先の中心線と一直線になっているでしょうか?
膝を痛めやすい方、或いは既に痛んでいる方はこの直線が崩れている事がほとんどなのです。
左右で比較してみて、よりはっきりと中心線が崩れている足は特に要注意ですので、膝に不安のある方は、まず歪みの大きい足から次の事を始めて下さい。
1.階段に一歩足を乗せる(歪みの大きい方)
2.つま先の中心線を進行方向に合わせる。
3.太ももの中心線を膝の中心線と一直線になるよう整える。
4.スローモーションのようにじわーっと踏み込み、後ろ足のジャンプを使わずに上る。
たったこれだけです。簡単ですよね?
このトレーニングで膝の中心は少しづつ整い、脚全体の力強さが向上します。
もしかすると今は痛くない方でも、もしかすると膝痛予備軍かも知れません。
是非一度チェックしてみて下さい。
「やってるけど治らない」「痛くてこれすらできない」という方はお早めに富士市の当院「手技のかみだいら」にご相談くださいね。