関節が痛い場合は関節が炎症を起こす「関節炎」が考えられます
加齢や肥満、過度な運動などが原因で負担がかかると軟骨はすり減っていきます。
衝撃を吸収するクッションである軟骨が減り、硬い骨同士がゴリゴリと擦れてしまい、関節炎が起こります。
一般的に考えられる股関節の病気
・変形性股関節症
・リウマチ性股関節症
・骨頭壊死
・大腿骨頚部骨折
この中で一番多いのが変形性股関節症です。
変形性股関節症
関節が変形して壊れてくる状態を言います。ひどくなると球形の関節面が消失し、スムーズな動きを阻害します。
リウマチ性股関節症
関節リウマチやその類似疾患によって関節が破壊されます。最終的に変形性股関節症と同様の状態になります。
骨頭壊死
大腿骨頭と呼ばれる大腿骨側の骨の中が壊死状態になります。厚生労働省が難病指定としている疾患であります。最終的には骨頭がつぶれて消失することが多いです。
大腿骨頚部骨折
転倒などがきっかけで大腿骨頚部を骨折すること指します。多くは高齢者の方に生じます。大腿骨頭への血行が阻害されるため、骨頭壊死と同じ経過をたどります。
治療のタイミングの目安
・夜に痛みで目が覚める
・かがんで靴下がはけなくなった
・短時間の家事でも痛い
・買い物帰りに重いものが持てない
・歩くときに足を引きずる
・足の長さが左右で違う
「股関節の痛みから解放されたい」と思った時が検討するタイミングになります。