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呼吸は大事ってどこかで聞いたことはあるかと思います。
ヨガや太極拳、瞑想、武道も呼吸を重要視してます。
最近だと鬼滅の刃でも何とかの呼吸ってやってましたね。
なぜ呼吸が大事なのか。
それは唯一、自律神経を自分でコントロールできる行為だからです。
自律神経とは人間が生きていくための生命活動のバランスをとっている神経です。
呼吸、心拍、血圧、内臓、体温、血液循環、睡眠などの調節をしています。
自律神経には交感神経と副交感神経の二種類があり、相反する作用のために「切り替え」と「バランス」が重要になるのです。
交感神経は「緊張させる神経」
副交感神経は「リラックスさせる神経」
呼吸に関しては緊張すると自動的に早く浅い呼吸になります。
リラックスしてる時は自動的にゆったり深い呼吸になります。
さて、ここで実験して欲しいのですが、手首の脈を触ってみてください。
そして脈の速さを感じながらゆったりと深呼吸してください。
脈がゆっくりになりますよね。
(正確にいうと、息を吸った時に脈は早くなり、吐いた時に脈は遅くなります)
そうなんです。
自律神経でコントロールしてるはずの脈拍が、逆説的に呼吸でコントロールできるんです。
深呼吸すればリラックスし、ハアハアしたら緊張する。
(精神的な緊張度だけの話でなく、体の機能全般の話です)
自律神経が乱れてる人、多いですよね。
いつも緊張状態で肩に力が入ってる人、日常的に便秘や下痢の人、睡眠が上手くできない人、気圧の変化に弱い人など症状を上げたらキリがないくらいなのが自律神経の乱れ。
そんな人はゆったり深呼吸をしてください。
大きく息を吸おうと思わず、息を吐き切る。
ゆったりですよ。
当院でもよく深呼吸をしてもらうのですが、深呼吸と言ってもスーハースーハーと全然ゆったりじゃない深呼吸をされる人が多いのです。
自分で自律神経を整えられる呼吸って大事ですね。