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「膜」「ファシア」などの言葉を聞いたことはあるかもしれません。
人間の身体は膜で覆われて、膜同士が繋がって、「一人の人間」というユニットを形成しています。
もし、膜がなかったら人間の形を保つことができなく、存在できません。
膜というと筋膜をイマージされるかと思います。
筋膜はカニカマに例えることができます。
カニカマは細かい繊維が固まって一つのカニカマです。
カニカマの周りにはフィルムが巻かれています。
それが一般的にいう筋膜です。
そしてカニカマをバラした細かい繊維一つ一つもフィルムに巻かれていると想定してください。何重にも膜に包まれてバラバラにならないようになっています。
そして食べ残ったカニカマを3個まとめてラップで包む、これも筋膜です。
膜は筋肉を包む膜だけではなく内臓にも存在します。
内臓を包む膜、他の臓器と連結する膜、袋のようにお腹の中の内臓を包む膜、これも何重にもなっています。
その膜が丁度いいテンションでバランスをとっているから人間の身体は機能的に働くことはできます。
ただ、色々な要因で膜のテンションのバランスが崩れてきているのが今の人間です。
テンションのバランスが崩れると「位置」が変わります。
位置が変わるということは圧の変化が起こってるわけです。
一方は圧迫され、一歩は引っ張られ、、それが不具合が起こる仕組みの一つです。
この仕事をしててこの数年なんか変、、と感じていた人の体の変化。
昔とは違う、すごく複雑な問題を抱えている人の多さ。
昔は聞かなかった症状。
広義の意味での環境で膜は変化します。
そんな体の変化はジワジワきますから気が付きにくい。
分かりやすい症状が出ないと気づかない。
実際、5年前と同じ施術では対応できない体が多くなってます。
だからずっと学び続けて、変化に気付いて、対応していかないとマズイ。
というわけで神戸まで膜の勉強に行ってきたのですが、東京よりずっと空気がいい。
何かがスーッとしてる。
今度行くときは六甲山を縦走したいなあ。