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よく言われるのは足の筋肉不足、運動不足です。
ただ、実はこれだけではないのが人体の複雑さ。
足の浮腫は血液循環が滞り、静脈から体液が滲み出て細胞へ水分が流れることで起こります。
足の静脈が滞る原因こそが、足のむくみの原因となるのです。
その原因の一つとして、筋肉不足や運動不足があります。
要はポンプ作用が弱く、重力に逆らって静脈を上に押し上げられない状態。
これの対処法は運動しましょう、座りっぱなしの時間を減らしましょう、弾性ストキングを履きましょうになります。
他にもむくみの原因はあります。
病的なむくみの場合、心臓のポンプ機能の低下、腎臓機能の低下、下肢静脈瘤が疑われます。
整体の観点から見るともう一つチェックする臓器があります。
「肝臓」
肝臓は大きな臓器で、消化管から静脈が流れ込み、栄養その代謝や解毒、胆汁の分泌などの働きがあります。
その肝臓の機能が弱ったり、肋骨で圧迫されていたり、横隔膜の動きが小さく肝臓への刺激が小さかったり、肝臓やそのほかの臓器を構成する膜が固かったり引き攣っていたりする場合があるのです。
その結果、肝臓へ流れ込む静脈が鬱血、それに伴って上下腸管膜静脈、脾静脈の循環も悪くなり、腹部全体の静脈の鬱血が起こる可能性があります。
注)今書いてるのはごく軽度の鬱血のことです。
本当に病的な鬱血が起こった場合は吐血し、命に関わります。
腹部全体の鬱血の結果、足から腹部の大きな静脈への流れも悪くなる可能性が考えられます。
結果、足が浮腫む。
(坐骨神経痛や腰痛にも関連してると言われています。)
パーツのトラブルを全身で考察するとおもしろいですね!