近年、熱中症のケースが増えてきました。昨年の甲子園でも、多くの方が熱中症になったとニュースで報じられていました。その原因として、地球温暖化や都市熱が挙げられますが、最近、夜間でも暑さを感じて寝苦しいと感じることが増えていませんか?クーラーが効いていても同様です。これは、汗をかきにくくなり、体の熱をうまく放散できていないことが原因かもしれません。
通常、熱は手足の末端から放散されますが、手足ではなく、頭からしか汗をかかないという方もいらっしゃいます。汗を分泌する汗腺は皮膚を貫通しており、表皮と真皮の2層にわたっています。しかし、これらの皮膚層にズレが生じ、汗腺がつぶされている方が増えてきています。
自分の皮膚をつまんでみてください。簡単につまめますか?皮膚が固くてつまめないという方は、皮膚にズレが生じている可能性があります。手の甲や前腕、腰の皮膚などで試してみてください。腰が痛い人は特に、腰の皮膚がつまめないことが多いです。
なぜ皮膚がズレるのでしょうか?それは、真皮が筋膜に引っ張られているからです。手足の筋膜に引っ張られることが多いですが、内臓や腰の筋肉に引っ張られることもあります。現代の問題として、汗がかけないことによる熱中症が今後ますます注意が必要です。
寝苦しさを感じている方は、放置せずに筋膜治療の整体を全身で体験できるところに行ってみると、解決の糸口が見つかるかもしれません。