こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回の続きですが、「背骨のS字カーブ」が無くなっている原因の一つが常時スマホを使用すること等により、首が下を向いてしまい、結果白鳥のような首である「スワンネック」という症状になることを記載していました。
ちなみに、以前、カイロプラクティックの著名な先生とお話をしたときに「最近反り腰の人が減ったねえ」という話で盛り上がりました。
そして圧倒的に多くなったのが「巻き肩、猫背」であるということも合意しました。
以前記載したブログとだぶりますが、肩が通常よりも内側に巻いてくる「巻き肩」は腕の恒常的な緊張により発生しやすくなります。
そして、現在、巻き肩の人が非常に多いですが、特にデスクワーク職の人に多い症状でもあります。
なぜ、デスクワークの方に多いかというと、パソコン作業で腕を常に前に出し続けていることと、マウスの操作等により手の親指に力が入り過ぎてしまうということが原因として挙げられます。
この2つの腕の動作が合わさることで、いわゆるボクシングで言うところの「コークスクリューブロー」を打っている格好になります。
結果、腕が親指から捻り込みが発生し、肩まで巻き込んでしまいます。
このような方は、背骨のS字カーブにおいて、胸椎部分の後湾が必要以上に付いてしまっている方が多いです。
結果、肩甲骨の稼働が減少し、腕を上に上げづらくなってしまい、四十肩五十肩に発展することもあるので要注意です。
セルフケアとしては、腕を後ろに回す運動やボートを漕ぐように腕を後ろに引く運動がお勧めです。
イメージとして肩甲骨を寄せる菱形筋という筋肉を鍛えるのが重要です。
巻き肩になる人は、仕事や日常生活において、腕を前に出して固定させる筋肉(大胸筋、小胸筋他)を自覚が無いまま鍛えてしまっていることが多いです。
これらの筋肉の力に背中側の筋肉が綱引きで負けた結果が巻き肩なのです(続く)