人間の本来あるべき理想的な姿勢とは その5(2024年06月21日 10時00分) ちとふなガチンコ整体院

こんにちは。
スタッフの佐々木です。

さて、前回の続きですが、「背骨のS字カーブ」が無くなっている原因に、腕の慢性的な緊張から来る「巻き肩」が関係していることを記載していました。


そして、前回記載し忘れましたが、昨今においては巻き肩と並行して「腱鞘炎」が発生している方も多くなってきています。
仕事中等に肘が引っ張られたように痛みがある方は注意しましょう。

ちなみに、体に巻き肩の癖が付いてしまった方は、胸椎が過剰に後湾してしまうことも前回記載しましたが、この姿勢になることで首は必然的に下を向きやすくなります。
そして、首が下に下がり、前重心になることで、それを支えるべく骨盤は後ろに傾く「後傾」します。

結果、どうなるかというと、まさに絵に描いたような「猫背」の姿勢が出来上がってしまいます( *´艸`)
猫背は決していい姿勢ではないのですが、ある意味自然に即した姿勢ではあります。
しかしながら、姿勢に対して「美意識」を持っている方は、この状態から骨盤と腰椎だけを無理に反らせようとします。

結果、「背骨のS字カーブ」は出来るのですが、かなりカーブのどぎついS字が出来てしまいます。
当初このS字カーブをどう呼ぶべきか考え、「スーパーS字カーブ」と呼ぼうかと思ったのですが、「体にとても良いカーブ」という印象を持たれる恐れがあるため、私はこれを「背骨のドS字カーブ」と呼んでいます(*’ω’*)

この「ドS字カーブ」が出来ている方は、そもそもが自然に反した姿勢であるため、この姿勢をキープするためにとても体に力を入れていることが多いです。
また、カーブがきつすぎるので、胸椎と腰椎の境目にある骨(胸椎12番、腰椎1番等)に過剰に負荷がかかり、局部的な背中痛等の原因にもなります。

妊娠、出産を経由して定期的に骨盤矯正のみをオーダーしている主婦さんもこのような姿勢になっていることが多いので、思い当たることがあれば注意してみてください。(続く)