こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、本来あるべき「背骨のS字カーブ」をしっかり形成していくためには、巻き肩の癖を抜いていく必要があり、そのために有効なエクササイズ等を記載しました。
今までは、腰から上の上半身からの影響について記載していましたが、今回から下半身、足回りからの影響についても記載したいと思います。
皆様、意外に思われるかもしれませんが、人間の上半身は足回りの筋肉から様々な影響を受けています。
当店にご来店されるお客様で慢性的な首肩凝りを訴える方は多いですが、施術をしていく中でふくらはぎの筋肉やアキレス腱の硬さを取ることで、背中腰だけでなく首肩の筋肉まで緩む方は結構居ます。
それだけ足周りの筋肉や腱というものは強靭な作りをしており、それらが拘縮することで様々な部位を引っ張っているということです。
整体業界の専門用語で「アナトミートレイン理論」というものがあります。
アナトミーは日本語に訳すと筋肉となるので、「筋肉列車?」と聞いてくる人が居ますが不正解です(*’ω’*)
この場合のトレインは列車ではなく「連動」と言う意味になります。
つまり「筋肉の連動」についての理論がアナトミートレイン理論になります。
このアナトミートレイン理論は、筋肉の上を覆っている膜である「筋膜」が複合的に連動しており、その連動により体の様々な部位に影響を与えることを示しています。
その連動は様々あり、小さいものまで挙げるとキリがありませんが、代表的な連動としては10ラインあると言われています。
一つ例を上げると、アナトミートレインの中に「SBL(スーパーフェイシャルバックライン)」というラインがあり、これが足裏の足底腱膜からハムストリングス、背中の筋肉、首肩の筋肉を直線で経由し、頭部のおでこまで連動していると言われています。
つまり、おでこに張り感を感じている場合、その原因は足裏の足底腱膜が原因という場合もあるということです(続く)