こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、人間の姿勢は下半身、足回りの筋肉の緊張から影響を受けることがあり、特に「アナトミートレイン」という筋膜の連動による影響が強いことを記載しました。
そして、足回りの筋肉の緊張から影響を受けやすい人は、多くの場合、立ち方、歩き方が悪かったりします。
まあそもそも学校の授業でも習わないので知らなくて当然なのですが(*’ω’*)
立っている時の重心を足のどこに置けばいいのかという話は、昨今においては所説あります。
私がこの業界にデビューした当時は、「つま先」に重心を置くべきだという説が主流でした。
しかしながら、最近は立っている時は「かかと」に重心を置くべきという意見もよく耳にするようになりました。
この説はもしかすると、ヒールを履いている女性はつま先に重心が乗りやすく、結果足首が伸長した状態で固定されてしまう「足首の底屈」癖が良くないということから来ているのかもしれません。
まあ、足首が底屈した状態で固定されてしまうのも、良い状態ではないのは確かです。
ただし、歩き方、立ち方の議論における論点で言うと重要なのはそこではなく、背骨の話の時にも記載しましたが、運動時における「ショックを吸収する機能」があるかどうかと私は捉えています。
足回りにおけるショックを吸収する機能として外せないのは「足裏のアーチ」です。
このアーチには、イラストのように「横アーチ」と「縦アーチ」があり、縦アーチは「土踏まず」とも言います。
そして、このアーチは足の指先を使っているかどうかで強度が変わってきます。
現代人は、特に足の指先を使って歩く、立つという意識が希薄であるため、アーチが消失し「扁平足」になっている方が多いですね( ;∀;)
これは上述したヒールを履いている女性も同様で、ヒールを履くことで確かにつま先に重心が乗りますが、足の指先を使っているわけではないので、結局のところアーチが消失しやすくなるということです。(続く)