こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、人間の立つ歩くといった動作において、「足裏のアーチ(縦、横)」がきちんと形成されているかどうかが重要であるということを記載しました。
そして、このアーチを形成するためには足の指先をしっかり使えているかどうかが重要です。
現代人は、とにかく靴が高機能すぎるので足の指先を使わずとも生活できてしまいます。
男性の場合は、社会人になると大多数の人がスーツと革靴を装着し仕事を行うと思いますが、この革靴の踵部分の硬質ゴムがショックを吸収します。
結果、足の指先を使わずに踵の外側に重心を乗せることに慣れてしまい、足の指先を使うことをさぼってしまいます。
女性の場合は、前回のブログにも記載しましたが、基本ヒールのある靴を履くことが多くなります。
ただし、ヒールのある靴は高機能というわけではありません(笑)
しかしながら、ヒールは足の指先部分が尖っている靴が多く、指先が固定化され動かすスペースも無いため、やはり踵の外側重心になってしまうことが多いです。
そして、男性も女性も気が付くと靴の踵外側部分からすり減っている方が多いと思われます。
故に、「どのような靴を履けば、足の指先を使うようになるのか」という質問をよく頂きます。
結論から言うと、江戸時代の人たちのように草鞋や雪駄を履くのが、足の指先を使って歩くことを癖付けるには一番良いと思われます。
ただし、現在は江戸時代とかなりファッションが変化しているので、とくにカジュアルスーツファッションとは合わないというのが最大の問題点です(*’ω’*)
ちなみに、「5本指ソックス」というのは割と認知度が高いですが、世の中には「5本指シューズ」というものもあることはありますので、ご興味があれば調べてみてください。
なお、足の指先は使わないと足裏のアーチが減少していくだけでなく、それ以外にも様々な身体のトラブルを引き起こします(続く)