こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、足に本来あるショックを吸収する機能を蘇らせるには、足の指先の運動神経を復活させた上で指先を鍛えていく必要があることを記載しました。
そして、足の指先を鍛え、足裏のアーチ等を再構築することにより、運動時のショックを吸収できるだけでなく、「体の左右バランス」を整える第一歩にもなります。
体の左右バランスについては、整体やマッサージ等を受けたときに指摘されたことがある人も居るとは思いますが、これまた分かったようで分からない話でもあります。
実は、我々は体を均等に使っているつもりでも、均等には使えていないことが多いです。
これは例えば、利き腕や利き足があるせいでもあります。
利き腕は、日本の教育的に右腕の人が多いとは思いますが、利き足はそれ以外の要因でも決まったりします。
利き足が決定される最大の要因は、もう一方の足よりも強いということが挙げられます。
つまり、幼少の頃に捻挫や骨折をした場合、本能的にその損傷した足は使わないようになるとも言えます。
特に、足首の外側に分布する「前距腓靭帯」という靭帯は、他の靭帯と比較すると薄い構造となっており、幼少の頃であればより一層痛めやすいところです。
しかしながら、この靭帯を捻挫すると歩行時などに左右からの衝撃に対して踏ん張る力が無くなり、体勢が崩れやすくなります。
おそらく一流のスポーツ選手等は、幼少時にこの靭帯を損傷している人は少ないと思います。
この靭帯を損傷することで運動能力はかなり落ちてしまうと思われるからですが、私はこの靭帯を幼少時に両足とも捻挫しました(‘ω’)
ちなみに、捻挫というのは軽い症状的なイメージがありますが、靭帯が伸びたり、損傷することです。
靭帯は筋肉とは違い、大きな血管が通っていないので修復能力はほぼありません。
幼少時のちょっとした捻挫が、その人の将来的な利き足を決定します。
そして、利き足と使えない足の筋肉や運動神経のバランスに格差が生じていきます。(続く)