こんにちわ。
スタッフの佐々木です。
さて、腸内環境の続きを記載します。
実は、腸内環境の良し悪しにより、私達の性格にも影響が及ぼされることがあります。
前回までの内容で、質の良い睡眠をとるためには、腸内環境がトリプトファンというアミノ酸を消化吸収し、セロトニンというホルモンに化学反応(発酵)する必要があることを記載しました。
そして、このセロトニンというホルモンは「幸せホルモン」とも呼ばれています。
どうしてそういう呼び名が付いたかというと、セロトニンが体内に沢山ある人は、日常生活で何らかのストレスを受けても、それ程影響を受けずに生活できるからです。
しかし、体内にセロトニンが微少の場合は、ストレスの影響をもろに受けてしまいます。
そして、その場合、体はストレスに対抗するために「神経刺激物質」というものを分泌します。
この神経刺激物質は色々種類があるのですが、よく聞くものとしては「アドレナリン」が挙げられます。
アドレナリンは、いわゆる「火事場の馬鹿力」を出さざるを得ないシーンの時に体内に分泌され、瞬発的にかなりのパワーを出すことができ、「闘争ホルモン」とも呼ばれています。
また、アドレナリンを体内に分泌させる前段階で、「ノルアドレナリン」というホルモンも分泌されます。
このホルモンが出ると、体内に怒りの感情が起きやすくなると言われており、イライラしたり気性が荒っぽくなると言われています。
ストレスに対して、まずは怒りの感情を発生させ、その後実際に体を戦闘モードにするという形ですね( ;∀;)
これらの神経刺激物質は、ストレス社会といわれる現代社会では、無縁というわけには行かないかもしれませんが、できるだけ体内に分泌されないようにしたいですよね。
しかしながら、慢性痛の症状が強い方の中には、仕事中はしょっちゅう、この神経刺激物質を発していると思われる方もいらっしゃいます。
そして、神経刺激物質が出過ぎると様々な弊害が出ますが、そちらについては次回に記載したいと思います。