こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、ファスティングダイエットを行うことで、大腸内に溜まっていた宿便が排出され、様々な効果が発生することを記載しました。
ちなみに、免疫細胞も腸内環境に生息していますが、その活動は腸内フローラの状態に依存するようです。
腸内フローラとは、腸内を顕微鏡で見ると多種多様な菌が生息しており、まるでお花畑(英語でフローラ)のように見えたことから付けられた名前のようです。
腸内フローラには、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類が生息し、その比率は正常であれば、2対1対7になるようです。
そして、大多数の日和見菌は、善玉菌が2で優勢の時は善玉菌の味方をしますが、悪玉菌が2で逆転すると悪玉菌の味方になるという浮気症の菌です(*’ω’*)
故に、大腸内に宿便が溜まっていれば、当然悪玉菌優勢になりやすく、結果免疫力も下がってしまうということです。
また、腸内には酵素というものも存在します。
酵素と聞くと、私と同世代の方は洗剤の「アタック」を思い浮かぶ人が多いと思います(笑)。
今は「抗菌EX」ですが、昔は「酵素のパワー」が代名詞でした。
話が脱線しましたが、酵素には、代表的なものとして「消化酵素」と「代謝酵素」があります。
消化酵素は、食事後に腸内に流れてきた食材を消化する役目を果たし、代謝酵素は、体内の細胞を新陳代謝する役目を果たします。
上述のアタックでは、洗剤の成分に消化酵素を入れていたので、「酵素のパワー」を銘打っていたのでしょう。
これらの酵素も腸内フローラの影響を受けますので、宿便が溜まっているか否かというのは、健康的な観点からみても非常に重要なのです。
しかしながら、私は整体師になってから、素朴な疑問をずっと抱え続けました。
「どうして、ファスティングダイエットを行うことで、溜まっていた宿便が排出されるのか」ということと、「そもそも宿便って何なのだろう」ということです。(続く)