こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、大腸内にできた憩室は、大腸内に流されてきたタンパク質と炭水化物(糖分)と脂質(油分)が糖化反応することによって発生したのではないかという推察を記載しました。
ちなみに、糖化については、「その13」で簡単に記載していたのみでしたね。
当初からの懸念通り、どうしても話が右往左往してしまいますm(__)m
基本的に体組織が糖化すると、その部分を腐らせる作用が働きます。
例えば、糖尿病の患者さんは症状が悪化すると手足を切断したりしますよね。
あれは、その部分が糖化し腐敗が広がる前に処理をしているのです。
そして糖化反応を起こすと、分解されにくくなってしまうことも「その13」で記載しました。
そのような物質をどうすれば排除できるのでしょうか。
ここからがまた推察なのですが、おそらくそれを可能にするのはマクロファージ(免疫細胞)だと思われます。
マクロファージの基本的な役割は、外部から体内に侵入してきたばい菌を捕食することだと言われています。
しかしながら、昨今においては、腰椎椎間板ヘルニアの症状により変形して飛び出した椎間板も、マクロファージが捕食し処理してくれるという役割も発見されました。
つまり、体組織の中で本来無いものに変質したものをマクロファージは処理することができるということです。
しかしながら、マクロファージの基本的役割は外部から侵入してきたばい菌の検閲、捕食ですので、食事の量が多いと体内に入ってきた食材の監視だけで一杯一杯になってしまうようです。
故に、ファスティング(断食)すると、マクロファージは日常体内に入ってくる食材の監視作業から解き放たれ、全身をくまなくパトロール可能になることが想定されます。(続く)