こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、慢性痛の症状のきつい方は、性格的に我慢強く、完璧主義であり、かつ秘密主義者であることが多いという内容を記載しました。
そして故に、その方の身体には日々のストレスや疲労がどんどん蓄積されていき、ある日突然「Xデー」が到来してしまうことがあります。
ちなみに「Xデー」とは「クリスマス」のことではありません(笑)
この「Xデー」とは、言うならば今まで蓄積されていた疲労により、身体に何らかの不具合が生じることを言っています。
そして、その不具合のレベルは、その人がどれだけ長期間に渡って、疲労をため込んできたかで変わります。
具体的な症状で言うならば、ある人は軽度の「ぎっくり腰」であるし、ある人は「椎間板ヘルニア」が発症してしまうかもしれませんし、また別の人は「脊柱管狭窄症」が発症してしまうかもしれません。
ちなみに、脊柱管狭窄症とは脊柱(背骨)の中に、「骨棘」という骨が変形した「とげ」ができてしまい、脊柱の中を通っている脊髄神経に当たることで痛みが発生する症状です。
基本的には、慢性的な姿勢の悪さが原因となりますが、骨の変形というのは1,2年の期間でできるものではなく、5~10年あるいはそれ以上の長い年月を掛けてできるものです。
そして、骨格というのは、その骨格を形成する「骨格筋(インナーマッスル)」によって成り立っており、その骨格筋に上記のような長い年月を掛けて、猫背のような悪い姿勢を癖付けることによって脊柱管狭窄症が発症します。
ちなみに、脊柱管狭窄症が発症すると、猫背の状態から背筋を伸ばして姿勢を正そうとすると、上記の骨棘が脊髄神経に当たって痛みがでるため、猫背の姿勢がスタンダードになります。
実際に脊柱管狭窄症のお客様から聞いたことがありますが、この症状が発症すると、1年に約1cm身長が縮んでいくそうです( *´艸`)
そして、この症状になると、もう通常の整体等では手の施しようが無いことが多く、手術が必要になります(続く)