こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、辛い慢性痛に対して我慢し続けることで、脊柱管狭窄症等の骨格の異常が発生しやすくなることを記載しました。
そして、我慢に我慢を重ねることで、影響を受けるのは骨格や筋肉だけではなく、精神的なストレスにより自律神経にも異常が発生しやすくなります。
「自律神経」というワードは整体やマッサージ等を受けると、これまたよく耳にすることが多いと思います。
例えば、「自律神経が交感神経優位ですね」等と言われたことがある人は多いと思います。
ちなみに、「自律神経とはそもそも何なのか」という話は結構奥が深い話となります。
用語だけで見ると、神経と付いているので、臀部から足に走行している「坐骨神経」等の末梢神経と同じようなものなのかと思われがちですが全くの別物ですね( *´艸`)
自律神経とは、車で例えるならば、車に乗っている運転者が「中の人」であるのに対して、自律神経は車に搭載された「車体管理システム」と言えます。
例えば、中の人がアクセルやブレーキ等の操作を行った際に、しっかりと操作内容に伴った動作をする役割です。
つまり、自律神経が異常をきたしている場合、ブレーキを踏んだら突然バックに走行した等の誤運転が発生することもありうるということです。
そんな車で運転とかちょっとコワイですよね(‘ω’)
このように、自律神経に異常をきたすと、ありとあらゆる不定愁訴や体の異常が発生してもおかしくありません。
そして、初めに異常が起こりやすくなるのが「五感」に関連する異常と言われています。
実際に、自律神経失調症を発症していた方や発症していると思しき方から話を聞いたことがありますが、なかなか聞いたことが無いような話が多いです。
例えば、「夜中寝ていると、寝汗で布団がビチャビチャになる」とか「カレーを食べていたら雑巾の味がした」等です。
このように、自律神経に異常をきたした初期症状として、体温調整や味覚等に様々な異常が出やすくなります(続く)