こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、日常のストレスの増加に伴い、自律神経が乱れると五感に様々な異常が発生し、場合によっては自律神経失調症になることを記載しました。
そして、自律神経が乱れやすくなると、ずっと交感神経優位(緊張モード)の状態が続いてしまう方が多いです。
その結果、慢性的な筋肉の過緊張が続き、結果慢性痛の症状となります。
ちなみに、自律神経失調症を患っている方も同様のプロセスで慢性的な首肩凝りや腰痛を持っていることが多いです。
そして、まさにそのような方が本シリーズのタイトルである慢性痛の症状が抜けにくい方とも言えます( *´艸`)
自律神経失調症と診断された方は、心療内科等で専用の治療を受けることになり、抗うつ剤を処方されます。
この抗うつ剤には、以前紹介したしあわせホルモン「セロトニン」が含まれています。
セロトニンについては、本ブログの「腸内環境を整える効果について」を参照下さい。
そして、その抗うつ剤のセロトニンの濃度が、その患者さんの日々の体質の変動によって、多すぎたり少なすぎたりします。
抗うつ剤を服用した結果、脳内にセロトニンが過剰に分泌されることがあり、精神の不安状態、身体の過度な緊張、発熱などの症状が起き、これを「セロトニン症候群」と呼ぶそうです。
前回紹介した自律神経失調症の主婦の方の寝汗の症状は、このセロトニン症候群の可能性もあり、治療をしながらもその副作用で苦しんでいる可能性があります。
故に、自律神経失調症のような重大な症状になるまでストレスを溜め込まないことが重要となります。
そして、さらに言うと、ストレスを受けた時の受け止め方によっても、ストレスを受けたダメージが変わってくると言われています。
例えば、職場等で上司から説教をされた時に、「ああ嫌な時間だなあ」等と思いながら聞いている人と、「全くだ、全て自分の責任だ」と思っている人のどちらがダメージを負うかと言うと、後者のほうとなります(続く)