こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回からの続きですが、自律神経が失調状態になってしまった方に対して効果的な施術というものはそれほど多くないことを記載していきました。
そして、自律神経が交感神経優位で常態化している場合、身体の中を広範囲に走行している「迷走神経」の緊張を抜いていくことで、交感神経優位をリセットすることができると言われています。
迷走神経の緊張の原因は様々なものがありますが、その1つに首の筋肉の緊張があります。
そして、首の筋肉の緊張の原因には顎関節の緊張が絡んでいることが多いです。
顎関節周辺の筋肉が緊張することで、首の筋肉が緊張し、そして首から腹部まで走行する迷走神経も緊張し、結果腹部にも強い緊張が走ります。
そして、一度この「顎関節から腹部までの緊張」が癖付いてしまうと、顎関節周辺のみの緊張を抜いても腹部の緊張が残っているので、緊張が逆行してくることがあります。
故に、腹部等も温めながら緊張を抜いていく必要があります。
ちなみに、今まさに冬の時期ですが、外気温の寒さからお腹が冷やされることで、腹部~首までの迷走神経が緊張することで発生する首肩こりも実はあります。
現代人は、慢性的にお腹が冷えている方もおり、自覚が無い方も多いので覚えておいたほうがいいです。
腹部が緊張することで、体には様々な悪影響が発生します。
例えば、大腸の蠕動運動が阻害され、便通が悪くなり、結果腸内環境が悪化します。
また、お腹を膨らませる腹式呼吸がやりづらくなり、深い呼吸ができなくなります。
呼吸が浅くなることで自律神経が交感神経優位になりやすくなり、リラックスができにくくなります。
このように、顎関節の緊張、お腹の冷えが自律神経の乱れに繋がってくることは多々ありますので、もし上記の症状に心当たりがあれば、一度当店のような整体院で施術を受けてみることをお勧めします。
さて、今回もやはり長編となってしまいましたが、本投稿をもって終了したいと思います。
ではまた。。