こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回までの内容ですが、お子さんの食生活における注意点の1つとして、どんなにいい油を使用しても油を加熱処理(油で炒める、揚げる)することで、その油がトランス脂肪酸と化してしまうことを記載していきました。
さらに、付け加えるならば、油の多くは原料が果実でその果実を絞って油を抽出します。
そして、その際にその果実を高温で熱し、果実を膨張させてから抽出することで、より多くの油が取れるため、その「高温圧搾」という方法がメジャーとなっているようです。
しかしながら、今まで記載してきたとおり、油を高温で熱することでトランス脂肪酸と化している恐れがあります。
また、その油が格納されているボトルが透明なものである場合、外界からの光によっても油は酸化しやすくなると言われているので注意が必要です。
では、どういう油がいいのかと言うと、低温で圧搾された「オメガ3」の油が望ましいです。
そして、光による酸化を防ぐため、ボトルも黒い色のものが良く、それらを踏まえると実は本当に摂取すべき油というのはなかなかの高級品になります。
もし、ご興味がある方が居ましたら、その油をご紹介できますのでご遠慮なく質問下さい。
なお、「オメガ3とはなんぞや」という話があるかと思いますので、それについても記載していきます。
基本的に、油は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2つに分かれます。
飽和脂肪酸とは、常温の状態の際に固形となっているもので、代表的なものが正に「肉の脂身」です。
不飽和脂肪酸は逆に常温の状態の際に液体となっており、植物や魚に含まれているものとなります。
そして、不飽和脂肪酸は大きく分けると「オメガ3」、「オメガ6」、「オメガ9」の3つであると言われており、それぞれ体に与える影響や使用用途等が異なります。(続く)