こんにちは。
スタッフの佐々木です。
さて、前回までの内容ですが、内臓も筋肉でできているため、その表面を筋膜が覆っており、複数の臓器間で筋膜の癒着が発生することを記載しました。
そして、その際、癒着している内臓は違和感や痛みの信号を脳に送信しますが、内臓からの神経伝達を脳は認知しにくいようで、内臓ではなく、隣接する部位の筋肉の症状として誤認してしまいます。
これを医学用語で「内臓の関連痛」と呼びます。
ちなみに、具体的な例で言うと、例えば、右側の臓器である肝臓や十二指腸が緊張し、癒着している場合の症状として、右肩や右背部の痛みや重だるさ等の自覚症状が発生します。
逆に、左側の臓器である胃が癒着している場合、左肩や左背部の痛み、重だるさ等がでます。
この場で全て記載するとキリが無いので、この位にしておきますが、重要なのは、整体、マッサージの店でどんなに強く揉んでもらっても、取りきれない局所的な痛み、辛さ、重だるさはその部位に問題があるのではなく、対象となる内臓の筋膜の癒着が原因である可能性があるということです。
そして、症状の原因が、対象となる内臓の筋膜の癒着である場合、どんなに揉まれても全く筋肉が緩まず、押されている側(お客様)はただ痛みに耐えるだけという場合もあるということです。
また、施術後の揉み返し等も当然発生する可能性が高くなります。
故に、どのお店で施術を受けても、いまいち効いている感が無かったり、どうしても取り切れない筋肉の硬さが残るといった場合は、当店のような内臓調整を行っているお店で施術を受けることで解消する可能性があります。
ちなみに、内臓調整や腸もみを受けたことがある方は分かりますが、決して「受け心地」がいい施術では無いのでそれだけはご了承下さいm(__)m
特に、上記のように内臓の癒着が発生している方は、そもそも普段からお腹の緊張が強いことが多く、基本的に緊張が強い部位は敏感になりやすい傾向があります。
つまり、押されると痛みを感じやすいということです(続く)