こんにちは、オーダーメイド整体〜笑Lau〜の田中です。
今回は「寒くなるとなぜ身体が痛くなるのか?」です。
寒くなると体が痛くなる(特に関節痛や古傷の痛み、腰痛、肩こりなどが強くなる)のは、
実は複数の要因が重なって起こることが多いです。
主な理由をわかりやすくまとめます。
①気圧の低下(低気圧)
- 冬は低気圧が通過しやすくなります。
- 気圧が下がると、体の組織(関節包や腱、筋膜など)が少し膨張します。
- その結果、関節の中や周囲の神経が圧迫されやすくなり、「ズキズキ」「痛い」と感じるようになります。
- これが「天気が悪くなると古傷が痛む」と言われる一番のメカニズムです。
②血流の悪化
- 寒さで血管が収縮(末梢血管が縮む)→ 血流が悪くなる
- 筋肉や関節に十分な酸素・栄養が届かなくなる
- 老廃物(乳酸など)がたまりやすくなり、痛みやコリが強くなる
③筋肉・腱の硬化
- 寒さで筋肉が硬くなり、柔軟性が落ちる
- 同じ姿勢が続いたり、少し動いただけで筋肉や腱が微細に傷つきやすくなる
- 特に首・肩・腰は寒さで固まりやすく、痛みが出やすい
④関節液の粘度が上がる
- 関節の中にある「関節液」は、寒くなると粘度が高くなります(とろっとする)。
- 滑りが悪くなり、関節が「ギクシャク」して痛みを感じやすくなる(特に変形性関節症の人)
⑤自律神経の乱れ・活動量の低下
- 寒くて外出や運動が減る → 筋肉量・体温が下がる悪循環
- 自律神経が乱れると痛みの感受性が高まる(痛みに敏感になる)
⭐︎特に痛みが出やすい人
- 変形性関節症・関節リウマチなどの関節疾患がある人
- 昔の骨折や捻挫の後遺症がある人
- 冷え性の人
- デスクワークが多く肩こり・腰痛持ちの人
⭐︎効果的な対策(実際に効くもの)
1. とにかく「体を冷やさない」(首・手首・足首の「三首」を温める)
2. **入浴**(38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分浸かるのが一番血流UP)
3. **軽い運動・ストレッチ**(固まった筋肉をほぐす)
4. **カイロ**や**電気毛布**で局所を温める
5. **マッサージ**や**ストレッチポール**で筋膜をゆるめる
6. 水分をしっかり取る(寒くても脱水すると痛みが増す)
まとめると、
「寒い → 気圧↓+血管縮む+筋肉硬くなる+関節液ドロドロ」
というコンボで痛みが出やすくなる、ということです。