なぜ花粉症に自律神経の調整を促すのでしょうか、、、
花粉症でお悩みの方は一度は気になったことはあるのではないでしょうか、
今回は専門的な内容も入れてなるべくわかりやすくお伝えします。
結論から述べると長期の交感神経優位は腸の血流を低下させ、結果的に腸内で炎症が起こり、炎症を抑えるコストを腸に多く割けるために花粉症が抑えにくくなるからです。
だから自律神経の調整で副交感神経の働きを促して腸に血流を優先させて炎症が起きにくい状態にさせる必要があるのです。
そうすることで炎症を抑えるコストを花粉症に割く事ができます。
もう少し細かいことは下記に記載しますので興味がある方は読んでみてください。
(飛ばしたい方は最後の5行には目を通してください。)
自律神経は交感神経と副交感神経(正確には副交感神経は2種類)があり、交感神経は身体を動的(活発など)にさせるために筋骨格系へ血流分配を優先させます。
一方、副交感神経は身体を静的(栄養を蓄えるなど)にさせるため内臓器系へ血流分配を優先させます。
長期の交感神経優位は筋骨格系に血流分配を長い間優先させるので、結果的に内臓器の血流が減少され機能低下を招きます。
内臓器の機能低下とは、消化器で例えると消化酵素を含んでいる唾液、胃液、膵液の分泌が減少、腸の蠕動運動低下など消化機能が低下します。
→消化ができないということは吸収もうまくできません。
→吸収ができないということはエネルギーが不足します。
→エネルギーが不足することで腸の防衛性が低下して結果的には腸が傷みやすくなり、炎症が起きやすくなります。
※腸の細胞は高代謝ゆえにエネルギー消費が激しいです。
また身体に害がある物を吸収しないようにバリア機能も備わっているのでさらにエネルギーを消費します。
炎症が起きた際に脳の視床下部ー下垂体系を経由して糖質コルチコイド(コルチゾール)というホルモンが分泌されます。
コルチゾールには抗炎症作用があり、例えば腸で炎症が起きた際に過度な炎症を抑えるためにコルチゾールが消費されます、その状態で花粉症が発症すると炎症を抑えるためのコルチゾール少なくなり症状が抑えにくくなります。
またコルチゾールは抗炎症作用だけではなく、抗ストレス作用、血糖値上昇作用(低血糖時)など他にも多く作用があり、過剰に消費されやすいホルモンなのです。
過剰に消費されやすいので必要な時に十分な量が分泌されません。
ホルモンの事まで話が膨らみましたが、要するに腸で炎症が起きにくい状態にずればいいのです、そのために自律神経の調整が必要になってきます。
腸内で炎症が起きる原因としては不摂生な食事、咀嚼不足、自律神経エラー...etc
不摂生な食事、咀嚼不足(自身が思っている1.5倍は咀嚼したほうがよろしいでしょう)などは自身で改善の見込みはありますが自立神経エラーに関してはリラクゼーション+鍼灸をお勧めします。
また日光に浴びながらのウォーキングはセロトニンというホルモンが分泌されやすくなり、抗ストレス作用や腸の蠕動運動促進の効果があり一日30分以上のウォーキングはおすすめです。
炎症というのは消費エネルギーが大です、、、疲れが抜けないのはもしかしたら、、、
症状でお困りであれば当院にご連絡下さい。
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