五十肩や腱板損傷などは‘肩関節周囲炎’といわれており、一般的にいう‘肩こり’と病態は違います。
リスクとして
・40~70歳に多い
・女性のほうが多い
・糖尿病及びインスリン依存で発生率は高い
・甲状腺疾患でも発生率は高い
・血中脂質値(トリグリセリド、コレステロール)が高い群で発生率が高い
等があげられます。
以上のことから有酸素運動や食生活の改善等を行う必要が想像できます。
肩関節周囲炎は様々な症状がありますが症状の進む段階はある程度決まっていると考えられます。
症状の進む段階 炎症期→拘縮期→回復期
炎症期 痛みが強い時期 夜間痛が著明で痛くて寝られない方も少なくはないです。
この時期にできることは患部に対して介入が主にというより、背骨の頚椎や胸椎、骨盤など間接的に患部と関係している部位の運動療法を行い機能を向上させる必要があります。
また患部周辺に対して鍼を用いたりします。
拘縮期 運動障害が著明で動かなくなることを悪化と勘違いしてしまう方もしばしば。
特に結髪動作や結帯動作の制限がみられ、衣服の着脱などに一苦労します。
炎症期に比べて痛みは緩和します。
この時期ではある程度痛みは残りますが徐々に患部の運動療法を始めていきます。
回復期 安静時の痛みはなくなり、徐々に可動域が拡大していき症状は軽減していきます。
この時期は積極的に運動療法を取り入れます。
炎症期や拘縮期での患部のコントロールがうまくできないと回復までに2年からそれ以上可動域の制限が起こる場合もあります。
症状でお困りであれば当院にご相談ください!
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