パソコンやスマホが現代社会の中では欠かせない物となり、その影響もあり現代病の一つである肩凝りでお悩みの方は多いのではないでしょうか。
そんな肩凝りの誘因の一つとして呼吸機能の低下があげられます。
人間は基本的に胸式呼吸、腹式呼吸を併用して呼吸を行います。
状況により変化はありますが基本的な呼吸の割合は、腹式呼吸がやや優位と言われています。
しかし、この割合は偏った日常生活動作や不良姿勢、間違った運動学習によりバランスが崩れてしまいます。
特に女性ではスカートなどの腹部を圧迫する衣類の影響や妊娠時の胎児の成長により横隔膜が圧迫されるなどで腹式呼吸の機能低下が起きる場合があります。
腹式呼吸の機能が低下すると胸式呼吸が優位になり、胸部の筋が過緊張したり、呼吸の補助筋(頚部から肩部にかけて呼吸を補助する筋)に負荷がかかり肩凝りを誘発します。
また腹式呼吸の機能低下は肩凝りだけではなく、腹圧の低下を招き、腰痛や体幹と骨盤の不安定性、便秘なども誘発します。
逆に腹式呼吸の機能を向上させることで上記のような慢性的な症状の寛解、改善に繋がります。
さらに私は自律神経系の症状に対しても呼吸の適正化を促したりもします。
なぜ自律神経に対して呼吸なのか、イメージしやすいのは緊張している時に深呼吸をしますよね、、
付け加えると自律神経からの影響も肩凝りを誘発することがあります。
となると肩凝りなどの慢性症状は様々な要素が絡み合っていることがあるゆえに症状が遷延化していることが想像できます。
いかがでしょう、呼吸の重要性が少しは伝えられたでしょうか。
見よう見まねで実践しても正しい使い方や姿勢ができていなければ効果は薄れてしまいます。
同時に脊椎や肋骨の動きを適正化すると機能が上がりやすい状態になりますので
症状にお困りであれば当院にご連絡ください。
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