あるクライアント様より「体に激痛が走る」とのご相談を受けました。
そりゃ~もう元ラガーマンの男性が「イテテテテェ~~~!」と叫ぶぐらいですから、相当なものです。
特に触ったり動かしたりしないのにです。
基本、安静時痛ですから医療機関に行くべきなのですが、相談された以上みせていただくことに・・・。
いつものようにサーチ開始!
確認していくと、どうやら痛みの出ている筋肉の反対の筋肉(拮抗筋)が緩んでしまっています。
なるほど!、どうやらこれが元で痛みの出ている筋肉が強烈に縮じまざるを得ない事態になってしまったため痛みが出ているようです。
よくここで間違うのが痛みのある筋肉が縮んでいるからとほぐそうとしたりストレッチする施術者がいます。
・・・・・愚かです。間違ってもやっちゃダメです!
しかし緩んでしまう原因がつかめません。
?????
試しに緩んでいる筋肉をトレーニングしてみます。
すると・・・・・おお~~!・・・痛くないではありませんか。
しかし数分後・・・・・。
今度は全く別の箇所で痛み発生!!同じくトレーニングしてみます。
おお~~!・・・またまた楽になるではありませんか。
しかし数分後・・・・・。
またまた全く別の、全く関連性の無い箇所で痛み発生!!
・・・・・・・。
こんな事を何度も繰り返していました。
肩が痛い・・・腰が痛い・・・膝が痛い・・・足が痛い・・・
おかしい??
色々お話していると、このクライアント様、実は甲状腺に疾患があり現在治療中との事。
しかしもう半年以上前から治療しているので今更とは思いましたが、服薬している薬についてもお尋ねしました。
今は便利ですね!ネットで調べればすぐにどんな薬かわかります。それも詳しく。
調べてみると、色々書いてあるのですが、副作用の中で文末のほうに申し訳程度に一行、、、、
『筋肉を弛緩させる作用がある』
これなのかぁ??
半年も飲み続けているのに今更?とは思いましたがすぐに担当の医師に相談していただく事に・・・。
後日うかがったところ、やはり薬による副作用とのことでした。
大変まれに起こる作用だったらしく、その医師いわくとても珍しいケースだそうです。
当然その医師も初めてだとおしゃられたそうです。
ちなみに後日確認したところ薬を処方されるときに付いてくる効能や副作用を書いた用紙にはこの副作用についての記述はありませんでした。
すぐに別の薬に変えていただいたようですが、しかし半年間ゆっくりと蓄積されたものなのですぐにというわけにはいかないらしく、2週間ほどで程々治まり、完全にその作用が抜け切るのには1ヶ月を要したようです。
いや~怖いですね~。
しかし良かったです。多分もし最初に医療機関で今回のケースを受診していたら、間違いなく「痛み止め」を処方されていたでしょうね。
ピンポイントに状態と薬について医師に話した事が、事態を早期解決に向かわせた要因でした。
めでたし!めでたし!
今回のようにスマイルでは医療機関での受診を積極的に勧めることは多いです。
今まで受診していてそれで改善していっているならば良いのですが、そうでない場合は診るべき所が違っている場合が多々あります。
そんな時はまず事態を把握してどこを見てもらうべきなのか?医師とは違った角度から身体をみて「この部分を診てもらって下さい。」とあわせて理由も一緒に再受診の際医師にお伝えいただくようにしています。
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