先日、医療機関でぎっくり腰と診断を受けられた方がお越しになられました。
状況をお伺いすると、
①ソファーで寝てしまい起きようとしたら強い腰の痛みに襲われた。
②医療機関にいくと「ぎっくり腰」と診断された。(問診だけだったそうです)
③痛みのある腰に何やら電気をあてられた。
④一応ほぼ楽になった。
一件落着か!?と思いきや、しかし翌朝再発!
今度はトイレに這って行かなければならないほど酷い状態・・・。
何とかご家族につれられてもう一度同じ医療機関にかかるものの、「ぎっくり腰なんだから動かしたらダメだ!」と言われ治療を受けましたが前日のようには痛みがとれず、酷い状態のまま帰らされることに、、、
トイレも行けない状態でオムツでもしなければいけないのか?、と真剣に考えたそうですが、ここで以前に肩の痛みを相談したスマイルの事を思い出しご連絡頂いたとのことでした。
さて調べていきましょう。
検査の内容と立ち姿、動きなどからして、ぎっくり腰では無いように感じます。
むしろなぜぎっくり腰と判断されたのか? 意味がわかりません!
さらに細かく各部の動きなど検査していきます。
・・・・・ん~~~っ、やっぱり違う!
確かに腰に強いストレスがかかっており痛みを発していますが、ぎっくり腰などでは無いようです。
どうやらソファーで寝てしまったために背骨の1番上と首の骨の1番上が歪んでしまった事がことの発端のようです。
ソファーの肘掛に頭を乗せて寝ていたため、首を支えている筋肉がストレッチされ続け力が弱化して歪んだようです。
寝ている時はこれでも問題はまだ起こりませんでしたが、起き上がるにあたってはそうはいきません。
力を失った筋肉により頭の位置が正しい状態に無いのですから、腰の骨や股関節を歪める事により骨盤を傾かせて身体は勝手にバランスをとろうとします。
この「不自然なバランスをとる行為が腰に強いストレスをかける」こととなり腰に痛みを招いているようでした。
ここまでわかればいつも通り、難しい事は有りません。はいOK!施術完了です。無事痛みは無くなりました。痛みのある所など触る必要はありません。
痛みのある所にアプローチするなんてバカバカし過ぎます。
大体からしてぎっくり腰だと診断したらなおの事ありえない行為です。
ではなぜ最初の時は電気をあてて痛みが取れたのでしょうか?
それはストレスのかかっている筋肉をリラックスさせてあげたからだと想像します。
しかしそれは一時的であり「緊張する原因」はほったらかしのままなので、当然また強いストレスがかかることは時間の問題でした。
これは肩こりなどの場合も同じですね。
肩をいくら上手にもみほぐされても「その場は」血行が上がって楽になるでしょう、しかし上記に同じく緊張する理由があるのですからあっという間に元通りの肩こりですね。
あ~~良かった♪良かった♪
さて翌日にはスッカリ楽になっており問題なし!・・・・と思いきや・・・・。
翌々日、またもやお電話が・・・・。
クライアント様「また腰が痛くなってしまいました・・・」
私「何をされてました?」
クライアント様「大変言い難いのですが、楽になったので忘れてまたソファーで寝てしまいました。」
私「(ノォ~~~~!!ww)」
すぐにお越しいただき、まあ原因は分かっていますので、はい施術完了!
厳重にご注意申し上げました。
同じ事をすれば同じ事になる。当たり前ですね(笑)
その後はちゃんと守って頂き大丈夫なようです。
お大事に♪
※なお効果には個人差がありますことご承知おきください。それは同じように腰が痛くても原因が違えば状態も違うからです。こちらのブログではそれを知って頂くことによって皆様に少しでもお役に立てればと考えております。
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