--施術者ストーリー--
私は、自営業の両親のもとで、5人兄弟の長子として育ちました。
小さな頃から「親を助けなきゃ」という思いが強く、宿題より家の手伝い、遊びより弟たちの世話。
オムツを替え、ミルクを飲ませることも当たり前で、誰からも褒められることはありませんでした。
むしろ、怒られたり責められたりすることが多く、泣いても受け止めてもらえる人は家にはいませんでした。
気づけば私は
「わがままを言わない子」
「感情を出さない子」
「自分の気持ちをわからないまま生きる子」
になっていました。
だから、早く家を出たくて、20歳で結婚・出産しました。
でも、“自分がわからないまま生きる癖”は続き、気づけば私は、いつも周りに合わせ、無理をして、我慢をしていました。
その結果、次々とストレスが身体に出ました。
顔面麻痺
自己免疫疾患
大腿骨頭壊死症
そして体に不調が現れたとき、「何故こんな風になってしまったんだろう?」って考えたんです。
「この病気は、私に何を気づかせようとしているんだろう?」
そして気づいてしまいました。
“自分の気持ちを押し殺して生きる”
そんな生き方を続けてきたから、
身体が限界を超える前に、私を止めようとしてくれたんだ。
顔が動かなくなったとき、私は思いました。
「表現しないから、表現できなくなったんだ」
「もう自分の気持ちを無視するのはやめよう」
そこから、私は生き方を変え始めました。
仕事を辞めて転職、生活の見直し、考え方、行動、人との距離感……
一つひとつ、丁寧に選び直していきました。
もちろん、変化には時間がかかりました。
でも確実に、人生は軽くなっていったんです。
身体が軽い
心が穏やか
家族との関係が優しくなる
振り回されなくなる
自分のことを大切にできる
そんな自分に出会えるようになりました。
そして気づきました。
変化に終わりはない。
人はいつからでも“楽に生きられる自分”に戻れる。
だから私は、今も成長のアンテナを立て続けています。
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