精油(アロマオイル)は、自然からの恵みそのもの。
ですが、いつまでも同じ状態で使えるわけではなく、実は有効期限があります。
柑橘系の精油(オレンジ、レモン、グレープフルーツなど)は、フレッシュな香りが魅力ですが、揮発が早く酸化もしやすいため、半年ほどで使い切るのが理想です。
ラベンダーやティーツリーなどのハーブ系は、安定性が比較的高く、1〜2年くらいが目安。
サンダルウッドやパチュリのような樹木系や樹脂系は、時間が経つことで香りが深みを増す「熟成」という特性を持つものもあります。
つまり精油によって、それぞれ“旬”があるのです。
精油を長持ちさせるコツ
精油はデリケートな性質を持つため、光・熱・酸素に弱いです。
そのため、ご自宅で保管する際は
直射日光を避ける
冷暗所で保管する
キャップをしっかり閉める
これだけでも、香りや効果をより長く楽しむことができます。
私はサロンでお客様のお肌に直接使うものですので、品質管理には特に気を配っています。
温度変化をできるだけ防ぐため、ワインセラーで精油を管理し、鮮度を守っています。
まとめ
精油は生きた自然の恵みだからこそ、鮮度が大切です。
使いきれないまま眠らせてしまうよりも、良い状態のうちに楽しむことが一番。
日々のセルフケアに、安心して香りを取り入れていただければと思います。