T.R.Yカイロプラクティックのサロン体験談

初めてで少し緊張していましたが、玄関でやさしく出迎えてくださり安心感がありました。後から聞いたのですが、その瞬間から身体の状態チェックが始まっていたそうです。靴のすり減り方や、どちらの足から靴を脱ぐのか、歩き方や姿勢など「ふだん身体をどう使っているのか」実際に動いている姿を見るとわかりやすいそう。ヒアリングでは私の話にしっかり耳を傾けてくださいました。何に悩んでいて、どこに原因があるのかを絞り込むために、深掘りしながら聞いていくそうです。場合によっては幼少期にまでさかのぼって話を聞く場合もあるのだとか。「肩がつらいからと言って肩に原因があるとは限らない」とおっしゃっていたのが印象的でした。

ヒアリングに続いて、身体の状態をチェックしていただきました。身体の形や姿勢、可動域、違和感などの確認がメイン。肩の左右差や捻じれ具合はどうか?首はどこまで下に向けられるか?身体を動かしたとき、どこかに無理やつらさが生じるか?などのポイントを見るのだそう。また姿勢を写真撮影し、それをもとに身体の状態をデータで評価するAI診断も受けました。姿勢や身体の傾き度合いが数値でわかり、AIによるコメントも出るのが興味深かったです。「こんなに傾いているなんて!」とショックを受ける方も多いそう。おすすめの運動やストレッチ方法も動画で見ることができました。

骨盤の上には背骨が乗っかり、下には足がくっついています。骨盤は上からの衝撃も下からの衝撃も集中する、非常に重要な部位とのこと。歩くだけでも常に衝撃がかかっているので、その分歪みやすいそうです。身体の中心である骨盤をまず整えることが大切なのだとおっしゃっていました。「骨盤調整」に関して、ボキボキ音が鳴ったりグイグイ押されたり…というイメージを持っていましたが、「骨格のズレ」と言っても数ミリの世界なので、そこまで強い力を加える必要はないそう。意外にソフトな施術だったので驚きました。

骨盤調整の後は、ひとりひとりの身体の状態に合わせた調整をしてくださるそう。同じ「肩の張り」という不調であっても、集中的に施術する部分が人によって全然違うそうです。ヒアリングや身体の状態・動作チェックに加え、実際に触ってみて「どこが硬いか?動きが悪いか?」を確かめながら施術を行っていくのだそう。骨は関節が圧縮されると動かなくなるため、開いて緩めることで動かしやすくなるそうです。また、緩めることで自然と整っていく場合も多いのだとおっしゃっていました。

施術後は、最初に行った状態・動作チェックと全く同じ内容を再度行いました。そうすることでビフォーアフターの変化を実感しやすいそう。身体が軽くスッキリしているだけでなく、感じていた肩周りの違和感が取れ、可動域も広がっていることに感動しました。可動域が広がることで筋肉が緩み、不調も生じにくくなるのだとか。AI診断も再度行ったのですが、身体のバランスが変わったことで逆に評価が下がってしまうケースも少なくないそう。それだけふだんの身体の使い方の癖や歪みが酷い状態である証拠なので、施術を繰り返し受けてもらう必要があるのだとおっしゃっていました。

最後に今日の振り返りとして、「ここが硬く張っていて動きが悪かった」「こういう施術をする必要があったので、今日はこのように調整してみました」など、具体的で丁寧な説明をしていただけました。また施術の成果を持続させるために必要なアドバイスをいただけたのもありがたかったです。栄養面、運動、睡眠環境…など、「その方にとって今必要なこと」を提案してくださるそう。身体が楽になっただけでなく、「なぜ不調が起きるのか?」「不調の生じにくい身体を維持するためにはどうすべきか?」を考えるきっかけになり、自分の身体への意識も高まりました。