こんにちは。
ザバス鍼灸整体院 川崎院です。
今回は、正直、地味で見逃されがちな「浮き指」の体への影響を話そうと思います。
一見、普通に立っている・歩いているつもりでも、
実は足の指が地面に接していない「浮き指」状態になっている人が増えています。
足の裏全体で体を支えているつもりでも、肝心の足指が働いていないと、
バランスを崩しやすくなったり、膝・腰・肩などに余計な負担がかかることも。
今回は、この「浮き指」について、
原因・チェック方法・予防と対策までをわかりやすく解説します。
浮き指とは?
浮き指とは、立ったときに足の指が床につかず、浮いた状態になっていることを指します。
足裏の一部だけで体重を支えている状態になり、バランスが崩れやすくなります。
本人に自覚がないことも多く、
見た目にはわかりにくいため、見過ごされがちです。
どんな影響があるの?
足指が浮いている状態が続くと、以下のような不調の一因になることがあります。
・姿勢の崩れ・猫背・反り腰
・転びやすい・つまずきやすい
・膝、腰、首、肩への負担増加
・足のアーチの崩れ(外反母趾・扁平足の進行)
足指が使われないことで、足裏の筋肉や感覚機能が低下し、
結果として全身のバランス制御にも悪影響を及ぼす可能性があります。
浮き指かどうか、セルフチェックしてみよう
チェック1:足踏みテスト
靴下を脱いで、硬めの床の上に立つ
足を肩幅に開いてリラックス
床との接地面を自分で感じてみましょう
→ 指の腹(指紋)の部分が床についてますか?
チェック2:紙を挟むテスト
立った状態で、親指の下に紙を差し込みます
→紙がスッと入ってしまうなら、浮き指の可能性ありです。
【なぜ浮き指になるの?】
主な要因として考えられているのは、以下のような生活習慣です
クッション性の高い靴・サイズの合っていない靴
→ 指を使わずとも歩けてしまうため、筋力や感覚が低下する
デスクワーク中心の生活・運動不足
→ 足指を使う機会が少ない
足底の筋力低下・足のアーチ崩れ
→ 指に自然な力が入りづらくなる
つま先重心・歩き方の癖
→ 地面を蹴らずに、引きずるように歩いているケースも多い
【浮き指の予防と対策】
浮き指は、放置しているとアーチの崩れや他の足部トラブルのきっかけになります。
先ずは、以下のようなことを意識してみましょう。
足指の運動を日常に取り入れる
グー・パー運動(足指をギュッと握ってパッと開く)
タオルギャザー(床のタオルを指でたぐり寄せる)
足指ジャンケン(グー・チョキ・パーを作ってみる)
正しい靴選び
足先に余裕があり、指が自然に動く靴
サイズが重要!脱げにくくフィット感のある形
基本的にはスニーカー
歩き方を見直す
「かかと → 足裏 → 指先」で地面をしっかり蹴る
親指で地面を押す感覚を意識するだけでも、足指が働き始めます
まとめ
浮き指は目立たないけれど、確実に足の機能低下につながるサインです。
「なんとなくバランスが悪い気がする」
「いつもつまずく」
「疲れやすい」
そんな症状の裏側に、『指が使えていない足』が潜んでいるかもしれません。
今すぐできる簡単なチェックから、足元を見直してみましょう。
毎日使う足だからこそ、小さな変化が積み重なり、体全体の安定に確実につながります。
足は身体の土台
土台から身体の調子を整えたい方は
ご相談ください 担当三田
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